仕事に集中できない原因、3位は「音」、2位は「プライベート」1位の理由とは?

株式会社ビズヒッツの行なった調査によると、実に80%もの人が仕事に集中できない時があると感じていることが分かった。その理由として挙げられた上位には「プライベート」、「音」といった原因が並びその1位は…。
今回はこの調査結果から見えてくる、社会情勢と集中力持続の関係性と今後の変化について予測していきたい。

およそ80%の人が仕事に集中できていない現代社会

仕事に集中できない時ありませんか

 株式会社ビズヒッツでは、「仕事に集中できない理由」について働く男女500人を対象に調査を行なった。その中で、「あなたは仕事に集中できないときがありますか?」という項目に関して、「よくある」と答えた人は17.4%、「たまにある」と答えた人は63.6%となり、およそ8割以上の人たちが「仕事に集中できない」という感情を抱く時間があることが判明した。
仕事に集中できないことがあると答えた人に対してその理由を調査したところ、1位が「体調に問題がある」(136人)、2位に「プライベートに気をとられている」(103人)、3位に「音が気になる」(58人)という結果が挙げられていた。
 1位に挙げられた睡眠時間や疲労度などの体調問題は、個人が注意を払うことで解決できそうなものであるが、それだけ人々の仕事の質は「業務時間中以外の過ごし方」も大きく影響するということではないだろうか。有給休暇やフレックス制度など「働き方改革」を福利厚生の面から企業が推進し「社員の余暇の時間」までしっかりと面倒を見ることが、実は一番業績の向上につながるのかもしれない。

オフィスでの仕事は、プライベートが気にならないが…

 体調やプライベートといった個人に由来する原因から、音という環境的な要因まで人々は実にさまざまなものによって、集中力を阻害されていることが分かった今回の結果。中でも気になるのは、2位の「プライベートに気をとられている」と3位の「音が気になる」の並びである。
 新型コロナウイルスの流行によって推進されるテレワーク。2位に「プライベートに気をとられている」がランクインしたのは、仕事とプライベートが限りなく近くなっているこのご時世だからこその結果と言えるのではないだろうか。会社に出勤さえしてしまえば、家事や炊事に代表される“家のこと”から強制的に遮断ができてしまう。しかし、家にいるテレワーク中は「部屋の汚れが気になる」や「配偶者や同居者のこと」などが、無性に気になった経験をお持ちのみなさんもいるのではないだろうか。混雑緩和や通勤時間の解消などテレワークにはメリットも多くあるが、一方でプライベートが隠しきれず、集中力が削がれてしまうというデメリットも潜んでいるのかもしれない。

 逆に3位の「音」などは、自宅で作業するテレワーク期間中はそこまで気になることはないのかもしれない。現に、今回のアンケートにおいても「上司の口論」や「周囲の噂話」などオフィスならではの理由が集中力を削ぐ原因として挙げられていた。テレワーク解除となれば、集中力を阻害するのはプライベートから周囲の環境へと切り替わるかもしれない。緊急事態宣言が明けて、人の多いオフィスに戻ると、今度は周囲にたくさんの人がいることに慣れるまではかなり気が散ってしまうかも。

参照元:仕事に集中できない理由ランキング!男女500人アンケート調査【Biz Hits

オトナライフ編集部
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