Google Chatが大幅進化! 新たな機能獲得でビジネスチャット業界に旋風を起こせるか?

Googleのサービスがさらに利便性を増すようだ。ビジネスで使えるメッセージングアプリ「Google Chat」が、大幅にリニューアルされることが発表された。今回の変更では、Web版・プログレッシブWebアプリケーション(PWA)版のユーザーインターフェイス(UI)に手が加えられることになり、同じGoogleのフリーメールサービス「Gmail」を利用しているユーザーは大幅に使いやすくなるようだ。
今回は、そんな生まれ変わったGoogle Chatが、ビジネスチャット業界で存在感を増していくかもしれない事態についてお伝えしていきたい。

Google Chatが大幅リニューアル

(Image:Jarretera / Shutterstock.com)

GmailはGoogleの提供サービスの中でも存在感のあるサービスのひとつだろう

 3月22日に発表され24日に実装されたGoogle Chatの新たなデザインはGmailのチャットと共通化されており、“ハンバーガーメニュー”とも呼ばれる三本線の「メインメニュー」や検索窓、さらに右側には「サポート」「設定」「Googleアプリ」「Googleアカウント」といったボタンが並ぶ。
 Web版では、ハンバーガーメニューをタッチすることで、その下に並ぶ窓を開いたり格納したりできるシステムもGmailと共通だ。さらに右側の「サイドパネル」には「Google カレンダー」等を並べ、登録されたスケジュールや各種祝日等を素早く確認することも可能だ。

Slackは日本国内でも広く利用されるビジネスチャットツールだ

 さらに、今回のリニューアルでUIの共通化と同等かそれ以上に喜ばれそうな部分が、「Google Meet」との統合によりチャットから直接通話に参加したり通話をかけられるようになった点だと思われる。Google Meetはこのコロナ禍の影響もあり、「よく使うようになった」というサラリーマンも少なくないのではなかろうか。プライベートの利用ではいまだ「Zoom」が高い人気を誇っているが、ビジネスシーンでは信頼性の高さでGoogle Meetやマイクロソフトの「Microsoft Teams」が利用されることも多い。利用頻度の高かったユーザーにとっては、朗報と言ってもよさそうだ。

 Web会議ツールとともに利用する企業が増えたサービスとして、ビジネスチャットツールも話題となることが増えている。現在は「Slack」や「Chatwork」といったソフトの人気が高く、Google Chatはお世辞にも“よく名前を聞くサービス”とは言い難い。しかし今回の大幅リニューアルを受けて利便性が向上したGoogle Chatであれば、これから支持を集めていくこともできるだろう。
 Google Chatはビジネスチャット業界に旋風を巻き起こすことができるだろうか。これからの人気の動向にも注目していきたい。

参照元:Web/PWA版「Google Chat」のUIが3月24日よりリニューアル ~「Gmail」に準じたデザインに【窓の杜

※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com

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