DMMブックスの破格キャンペーンが神すぎると話題に! もはや買わない手はない?

「DMMブックス」で行われている電子書籍の「最大100冊まで70%オフ」という大盤振る舞いのキャンペーンが大きな話題となっている。対象は初回購入者に限られているものの、SNSをはじめとしたネット上ではあまりの割引率に注目が集まり「祭り」のような状態に。
今回は、このキャンペーンがもたらす可能性と、電子書籍業界の今後の盛り上がりについて考えていきたい。

気になっていた注目作まで余すことなく対象!

(Image:rafapress / Shutterstock.com)

DMMブックスの大型キャンペーンに注目

 DMMブックスでは現在、電子書籍の70%オフという破格のキャンペーンを行っている。このキャンペーン初回購入限定という縛りはあるものの、最大100冊というボリュームと、対象が全作品という幅広さで今ネット上にて「神キャンペーン」だとして話題に。Twitterのトレンドに「DMMブックス」が入るなど大きな注目を集めている。
 小説や実用書、雑誌、写真集など多彩な書籍が対象となる本キャンペーンだが、注目は何といっても「漫画」。昨年大ヒットした「鬼滅の刃」だけでなく、アニメ化と共に“ネクスト・鬼滅の刃”としても人気を集める、「呪術廻戦」や、4月9日に最終回を迎えた「進撃の巨人」といった注目作も対象に含まれており、気になっていた漫画の一気買いを決めたユーザーも多いようだ。
 また、このキャンペーンはユーザーが殺到しすぎたのか、4月8日には「4月12日11時59分でクーポン配布を終了する」と発表された。ネットで大きな注目を集めたことで、想定以上の反響があった様子が伺える。

電子書籍業界の活性化が予想される

 スマホやタブレットなどの普及と共に、一般にも広く定着しはじめている電子書籍。しかし、一方で「書籍は絶対に紙派」という層も根強く残っている。実物で所有していたいというコレクター欲はもちろんだが、それ以上に確実に手元に残る紙媒体への信頼の高さが大きな要素だと考えられる。一方でそれらの層の人々も、電子書籍の手軽さや便利さのメリットについては十分理解をしているはずだ。
 この状況、一時代前の日本における「キャッシュレス決済」の状況と同じではないだろうか。ICカードや電子通貨などシステムの土壌は用意されていたものの、根強い“現金主義”によってイマイチ定着が進んでいなかったキャッシュレス決済。当時多くの日本人が「キャッスレスの方が便利なのは理解できるが、いままでずっと現金を使っていたし…」と慣れ親しんだ現金に執着する人も少なくなかった。
 その流れに風穴を開けたのがQRコード決済の「PayPay」が参入当初に行った「100億円あげちゃうキャンペーン」ではないだろうか。100億円というインパクトと破格の高還元で、いままでキャッシュレス決済を敬遠していた層まで一気に取り込むことに成功した。
 今回のDMMのキャンペーンも「100冊まで70%オフ」というインパクトはかなり大きい。今まで紙派を貫いていたユーザーも「とりあえず70%オフなら加入して買ってみよう」と思わせるには十分だろう。電子書籍業界における100億円キャンペーンのような起爆剤になりうるかもしれない。

 多くの新規ユーザーを動かしたPayPayは、その後キャッシュレス決済界の多くのシェアを獲得した。DMMとしても今回のキャンペーンを足掛かりにシェア争いの覇権を取ることになるかもしれない。そうなれば、電子書籍業界全体の利用者が大きく増加することも考えられる。今回のキャンペーン、シェア拡大、ユーザー獲得さまざな面で大きな契機になるかもしれない。

参照元:DMMブックス、「最大100冊まで何でも70%オフ」のクーポン配布で祭り状態に 「安いとかいう次元じゃない」「えぐない?」【ねとらぼ おかね

※サムネイル画像(Image:rafapress / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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