フェイスブックとAmazonが協力すれば偽レビュー撲滅も可能?

偽レビューを掲載されるAmazon自身も対策を講じている
そんなECサイトの被害が世界中で起こっていることもあり、イギリス・CMAはフェイスブックなど偽レビュー売買の温床となっているとみられるサービスに対応を要請。それが今回の16,000のグループ削除につながったのだった。
フェイスブックは2020年にも、188のグループを削除し24人のユーザーアカウントを停止させる措置を取っていた。しかし今回は文字通り“桁の違う”対応ぶりを見せた。フェイスブックも本気の姿勢を示したことで、偽レビュー排除の動きはさらに加速することになりそうだ。
また、偽レビューを掲載される側のAmazonも黙って眺めているだけではない。2020年9月には「Amazonが2万件の商品レビューを削除した」という報道も話題を呼んだ。各サービスとも信頼の維持に力を注いでいることが伝わってくる。
掲載される偽レビューを削除しても供給元が残っていると新たな偽レビューが投稿され、供給元を絶つだけでは偽レビューは残ったままになる。現在のように両者が連動して動くことが、偽レビュー撲滅に欠かせないポイントとなるだろう。私たちユーザーが「これは偽レビューじゃないか」と不安にならず、安心してECサイトを利用できる日もそう遠くはないのかもしれない。
参照元:フェイスブックが偽レビューを売買する1万6000のグループを削除、英当局の調査を受けて【TechCrunch Japan】
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)