飲食店を調べる際、どのような手段やツールで検索しているだろうか?知人からの口コミを参考にすることもあるだろうが、今やもっぱらスマートフォンやPC上で調べることが多いのではないだろうか。多くの人が利用しているであろうグルメサイトもそうしたツールの一つ。しかしこのグルメサイトに関するアンケート調査が行われ、ユーザー側の意識にとある変化が生まれている可能性が見えてきた。
グルメサイトは“信頼していない”

グルメサイト運営側が公正取引委員会からの改善呼びかけに対応していないこともまた問題だ
グルメサイトとは、飲食店の基本情報や来店客などによるレビュー評価が載っているウェブサイトのこと。メニューや口コミ等を見ながら、その場でネット予約もできる利便性が大きな武器となっている。グルメサイトには「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」の大手3社をはじめとして、アプリでも多数のサービスが存在している。
しかし、株式会社TableCheckが4月5日にインターネット上で行った「グルメサイトに関する意識調査」によると、半数以上の回答者が情報として活用している一方で、28.5%のユーザーが「点数やランキングを信頼していない」という事実が明らかに。もちろん実際の来店客による正直なレビューや評価も記載されているが、サクラの口コミの存在や店舗評価が操作されているという疑惑がたびたび持ち上がっていることもあり、それらの情報の信頼性が疑問視されてきたことが理由にあるようだ。
さらに店側に対する調査でも、店舗側の57.1%が「ユーザー評価は気にしない」「信用しない」と回答したのだった。両者ともに“グルメサイトがすべてではない”という認識が強く持たれている様子が浮かび上がった。