この勢いでプラチナバンドも獲得できるか

プラチナバンド獲得が郊外ユーザーを囲い込むカギに
“月のデータ使用量1GBまで無料”という思い切った設定で、楽天モバイルの目玉プランともいえる「Rakuten UN-LIMIT VI」。一部の楽天回線エリア外のユーザーにとっては“不公平”という声も上がっていたが、今回の追加電波獲得で新たな楽天回線エリアの拡大が予想される。もともとKDDIから通信設備を借りてサービス提供を行っていた楽天モバイルだが、現在は順次自社回線へと切り替えを進めており、追加電波獲得という好材料でさらにユーザーを獲得することができそうだ。
楽天モバイルとしては、この勢いのままプラチナバンドの獲得も果たしたいところだろう。プラチナバンドとは、700MHz~900MHz帯の比較的低い周波数帯のこと。「障害物の裏にも回り込みやすい」という特性があり、楽天モバイルがプラチナバンドを獲得すればさらなるサービス範囲の拡大につながるだろう。
これまで他社に比べ4G向けの1.7GHz帯、5G向けの3.7GHz帯、28GHz帯の3つの周波数帯しか持っていなかった楽天モバイルだが、5Gの追加電波に続きプラチナバンドも獲得できるか。今後の楽天モバイルの動向に注目が集まる。
参照元:「5G」追加電波、楽天モバイルに割り当て…東名阪以外で使用可能【読売新聞オンライン】