韓国・サムスンが、“外折り”のスマートフォンの特許を出願していたことがわかった。サムスンといえば韓国のスマホメーカー大手としてこれまでにもさまざまな折りたたみ式スマホをリリースしてきたが、外折りの製品はまだ登場していない。この特許申請が、これからさらにメジャー化していくであろう折りたたみスマホにとって、普及の推進力となるのか逆に普及を妨げる要因となってしまうのか。
今回はサムスンの特許出願から、これからの折りたたみスマホの未来を考えていきたい。
サムスンが折りたたみスマホに関する新たな特許を出願!

サムスンはすでに複数の折りたたみスマホをリリースしている
特許情報に強いサイト「Patently Apple」の発見によると、サムスンが申請したのは「スマホの画面が外側に来るように折りたたまれる」外折り型のスマホの特許のようだ。サムスンではすでに内折り型の「Galaxy Fold」や、ガラケーをイメージさせる縦折り型機種「Galaxy Z Flip」等、多彩なタイプの折りたたみスマホを世に送り出している。
そんな“折りたたみスマホの第一人者”とも言えるサムスンが取り入れた外折りという新たな選択肢。普通に考えると「画面は内側に折りたたんだほうが傷もつきづらいのでは」とも思うのだが、内折りの場合は「保護レイヤーが剥がされる」「異物が混入する」といったディスプレイ破損が相次いでいるのだという。
一方で外折りスマホでは画面への負荷が減ると言われている。もしかするとサムスンは、考え得るパターンを試したうえで今後自社の折りたたみスマホの方向性を決めたいと考えているのかもしれない。いわば実験機のリリースをもくろんでいるとも考えられる。