折りたたみスマホ普及はサムスン次第?

外折り型はこれまでのスマホと一瞬見間違えることもありそうだ
外折りスマホの登場はサムスンでは初となるが、実はすでにに中国・ファーウェイが「Mate X」で開発に成功している。その際にファーウェイの担当者は、「内折りには『本体が厚くなり重くなる』デメリットがあるが、外折りにすることで薄く・軽くできる」と説明している。また、外折りで画面に傷がつくのを防止するための保護ケースも存在する。弱点のカバーは万全、といったところのようだ。
近年はグーグルやアップルでも折りたたみ式の開発が進められているという噂も絶えず、折りたたみスマホはスマホ業界の新たなトレンドとして日に日に存在感を増してきている。また、サムスン自身もこれまで自社内のみで使用していた折りたたみ式ディスプレイを、世界のAndroidスマホメーカーへと供給する方針に転換した、という報道もみられる。これらの情報が事実だとしたら、これから折りたたみスマホはスマホのメインストリームとなることもあり得ないことではなさそうだ。
しかしひとつ懸念となるのは、今回サムスンが特許を取得した場合、自由に利用できなくなる可能性があることだろう。サムスン一社の範囲で見れば権利が守られてよいことだが、他のメーカーが必要な技術を積極的に使えないような事態に陥ると、折りたたみスマホの開発が先細りとなってしまう可能性もゼロとは言えない。今後の折りたたみスマホの普及は、良くも悪くもサムスンにかかっているのかもしれない。
参照元:サムスンの「外折りスマホ」特許が判明 Galaxy Fold後継機を想定?【Engadget 日本版】
※サムネイル画像(Image:Mariaprovector / Shutterstock.com)