かつてのスマホのように、新しいケータイが登場したら…

いずれスマホが過去のものとなる時代もくるだろう
どれだけの勢いでスマホが定着したかが一目でわかるデータを「NTTドコモ モバイル社会研究所」が発表している。同社の発表した「2021年1月にスマートフォン・ケータイ所有に関する動向」調査によると、2010年には4.4%であった、携帯電話所有者のうちのスマートフォン比率が、2021年には92.8%にまで上昇したことがわかった。わずか10年余りの間に、世の中の人が持っている、ほぼほとんどの携帯電話がスマホになったことが見て取れる。
とくに注目は2010~2015年の5年間だ。それまで少数派だったスマホがこの期間に50%以上のシェアを獲得。ガラケーとのシェアをひっくり返して、一気に市民権の獲得に成功している。2010年から2015年でいえば「iPhone4」から「iPhone 6」が販売された時期である。このいずれかの機種がスマホデビューであった人も多いのではないだろうか。まさにスマホのユーザー拡大の争いが一番白熱していた時代だといえるだろう。
スマホがわずか10年の間に、かつてのガラケーのポジションをすっかり奪っていったように、今後もスマホに代わる革新的なデバイスが生まれれば、わずか数年の間に爆発的に私たちの間に普及する可能性は十分あるだろう。近年では、ポートレス化したり折りたためるようになったりとスマホの新しい技術が続々と生まれている。これらの技術が集合することでまったく新しい携帯電話が生まれることも考えられる。
もしそのような革新的な携帯電話が生まれれば、「ガラケー→スマホ」となったように、今はメジャーとなっているスマホが、10年後には「過去のもの」になっているかもしれない。
参照元:スマートフォン比率92.8%に:2010年は約4% ここ10年でいっきに普及【モバイル社会研究所】
※サムネイル画像(Image:Cronislaw / Shutterstock.com)