iPhone miniモデルはこれきり?幻? 小型化断念のウワサでスマホは大型or折りたたみに?

iPhoneをはじめとしたスマートフォンは、驚くべきスピードで進化を遂げてきた。サイズ感もその一つと言えるだろう。機能の充実化や使用シチュエーションの増加により歴代大型化していたiPhoneだったが、小型化に踏み切った「iPhone 12 mini」を投入したことでも話題となった。しかし人気と売れ行きがイマイチであることは世界的にも知られていることであり、“生産停止”のウワサすら流れている状況だ。これらを受けて今後アップルでは、miniの開発・生産が行われない可能性が出てきた。iPhone 12 miniユーザーの筆者としては、手のひらの収まり感など含め非常に使い勝手がよいため、非常に残念な情報である。

小型化に踏み切るも不発のiPhone 12 mini

(Image:ALDECA studio / Shutterstock.com)

iPhone 12 Pro Maxは12までのシリーズ中歴代最大の大きさとなっている

 iPhoneは2008年に登場したiPhone 3Gモデルから現在の最新モデルiPhone 12シリーズに至るまで、全28モデルが発売された。3Gモデルのディスプレイ3.5インチから徐々に大型化を進め、最も大型となったのはiPhone 12 Pro Maxの6.7インチだ。
 InstagramなどのSNSだけでなく、YouTubeやTikTok、さまざまな動画配信サービスがスマートフォン1つで楽しめるようになったことや、カメラの画質向上等によって画面も大型化が進んでいったと考えられる。しかしその反面、重さも比例したり片手での操作が難しくなったりとデメリットもあったため、小型化を保持してほしいとの声も少なくなかった。

 それを受けて2020年に発売された第2世代のSEモデルは4.7インチに。価格も他のラインナップに比べて安く人気を博した。さらに続けて12シリーズの一つとして登場した12 miniも、5.4インチと画面サイズはSE第2世代より大きいが、本体は若干小さいサイズに収め小型化に踏み切った。
 ところがこのminiが想定外の不発に終わる。販売数は伸び悩み、2021年前半のiPhone 12 miniの生産台数は1,100万台カットされるということも明かされた(JPモルガン発表)。

(Image:Mariaprovector / Shutterstock.com)

折りたたみスマホは大画面、小型化の両方のいいとこ取りともいえる

 これらの影響を受けてか、2022年以降発表されるシリーズに「mini」モデルは登場しない可能性が高まってきた。アップルは2021年後半に、5.4インチの「iPhone 13 mini」他4機種を揃えたiPhone 13シリーズを発売するとみられている。しかし2022年発売が予定されているiPhone 14シリーズにminiがラインナップされなければ、以降miniモデルは生産されることはないだろうとも言われている。2シリーズにわたるといえども、miniモデルは幻と化しそうだ。iPhoneの小型化はこれをもってストップがかかり、大型化がより進んでいくのだろうか。

 しかし一方でライバルとなるサムスンが発表したGalaxyシリーズには“折り畳みスマホ”も登場。大画面でありながらもコンパクトに持ち歩けると言ったメリットやその仕組み自体についても話題を呼んだ。
 アップルがまだまだ小型化を試みているとすれば、この先折り畳み式iPhoneを発売する可能性もあるかもしれない。その前に、13シリーズのminiがどのような形状になるのかも注目だ。

アップル、「iPhone mini」の新機種投入は2021年限りか–アナリスト予想【CNET Japan

※サムネイル画像(Image:Pickaxe Media / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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