格安スマホ乗り換え意向ランキング! 3位au「povo」、2位ドコモ「ahamo」、1位は?

2020年の末から大きく動き始めた携帯料金の値下げ競争。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルのキャリア4社ともに新たなプランを設定しユーザーの獲得に注力している。そんな中、格安SIM(格安スマホ)ユーザーを対象とした乗り換え意向の調査結果が発表された。その中で見えてきたのは、とあるキャリアの圧倒的人気で…。
今回は、キャリア業界の勢力図を大きく変えることになるかもしれない、新プラン開始後のユーザー動向を考えていきたい。

楽天モバイル、乗り換え意向調査で1位を獲得!

(Image:bitwave.showcase-tv.com)

格安スマホユーザーは半分以上が元のサービスに残るようだ(bitWave調べ)

 4月19日に発表されたのは、スマホの最新情報メディア・bitWaveが実施した「格安SIM利用者動向 2021年4月」の調査結果だ。その内容によれば、現在格安スマホを利用しているユーザーのうち、新プランが続々とサービスを開始したこの春に「他社への乗り換えを検討している」と答えたユーザーは38.6%となった。

 乗り換え検討中のユーザーにどのサービスへと乗り換えようとしているかをたずねる設問では、3位となったauの「povo」、2位のドコモ「ahamo」を抑えて1位に輝いたのは楽天モバイルだった。
 その支持率は43.0%と過半数に迫る勢いで、ahamoも24.9%と健闘したが大きく離れた2位となるのが精いっぱい。3位・povoと4位のソフトバンク「LINEMO」にいたっては、それぞれ7.3%、6.2%ともはや他の格安スマホの競うレベルに。あらためて楽天モバイルの圧倒的な人気を浮き彫りにする結果となった。

(Image:bitwave.showcase-tv.com)

断トツの結果を残したのは、他社との差別化がポイントか (bitWave調べ)

 楽天モバイルといえば、ライバル各社が定額制の値下げプランを打ち出す中、キャリアで唯一データ使用量によって料金の変わる従量制プランを採用。「月1GBまで使用料タダ」という前代未聞の料金設定の「Rakuten UN-LIMIT VI」が話題を呼んだ。こうした思い切ったチャレンジがあったからこそ、今回の調査でも格安スマホユーザーの心を掴んだと言っていいのかもしれない。

 今回の調査はあくまで乗り換え意向での調査であったり、格安スマホユーザー限定であることから、この結果がそのまま実際の乗り換えの割合と合致しているとは言い切れない。とくにキャリアユーザーであれば、「わざわざ他社サービスに移るのも手間だし…」「プランを比較して考えるのは面倒」という消極的な理由からこれまで使っていたキャリアの新プランを選ぶ人も少なくないだろう。
 しかし2020年にキャリア進出したばかりの楽天モバイルにとっては、ユーザー数の増加が現在の重要課題のひとつであることも間違いない。こうした調査結果も踏まえて、これからの戦略を立てていくこともあり得るだろう。各社とも自社の増減は把握できてもそれによって市場シェア全体がどう変化したかまではまだ見えてきていないはずだ。値下げ合戦による動向の実数が発表される時まで、私たちユーザーも期待と不安を持って見守っていきたい。

参照元:【2021年最新】格安SIMおすすめランキング|人気9社の速度・料金を徹底比較!【bitwave

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