Dropboxが超便利機能を無料ユーザーに開放、オンラインストレージ業界に衝撃走る?

2020年に世界を襲ったコロナ禍により、多くの企業で導入されるようになったテレワーク。そんなテレワーク下で離れた同僚とファイルのやり取りする際に、オンラインストレージを利用したことのあるサラリーマンは多いことだろう。そんなオンラインストレージサービスの中でもビジネスシーンで多く使われているもののひとつが「Dropbox」だ。世界45万チーム以上で導入されているという人気サービスとなっている。Dropboxを運営するDropbox Japanは、これまで有料プランのユーザーに限定していたとある便利な機能を全ての利用者に提供開始することを発表した。今回は、さらに便利になるオンラインストレージサービスについてお伝えしていきたい。

Dropbox Passwordsで煩わしいパスワード管理から解放!

(Image:Primakov / Shutterstock.com)

Dropboxはスマートフォンからも利用可能だ

 Dropbox Japanの発表によれば、有料プランのみとなっていた「Dropbox Passwords」の提供範囲を4月14日から拡大。Dropbox Basicプランを使っている無料ユーザーも、Dropbox Passwordsの限定版を試すことができるようになったのだ。
 Dropbox Passwordsとは2020年8月に有料プランユーザーに公開された、その名前からもわかるようにパスワードのあれこれをサポートしてくれる便利な機能だ。Dropboxのパスワード管理ツールを使用し、推測されにくいパスワードを自動で生成してくれたり、WebサイトやアプリからDropboxにアクセスする際にも、ユーザー名・パスワードを自動で入力してくれるという。Dropbox Basicユーザーでも50個のパスワードを保管し、最大3つのデバイスを自動同期させてどこからでもパスワードにアクセスできる。

近年は様々なデジタルデバイスに信頼性が求められている

 しかし無料で便利なサービスだからといっても、個人情報であるユーザー名やパスワードを預けるからにはしっかりとしたセキュリティシステムでなくては安心して利用できないのがユーザー心だ。昨今、世の中のセキュリティ問題への関心は高くなってきている。2020年のドコモ口座の不正利用問題や2021年に入ってからの「LINE」の個人情報漏えい問題は記憶に新しく、コロナ禍で急速に進むデジタル化も無条件では喜べなくなってきているのも事実。誰でも被害者になる可能性があるのである。
 だからこそ、今後Dropbox Passwordsがユーザーから「安心してパスワードを任せられる機能だ」という信頼を勝ち得たなら、Dropboxが業界シェアを席巻することも夢ではないだろう。

 現在も「Google ドライブ」やMicrosoftの「OneDrive」などと並んで広く利用されているDropbox。それぞれ無料で使えるストレージ容量やサービス内容に違いはあれ、現状ではパスワード管理サービスを先駆けて提供するDropboxは一歩リードしていると言えそうだ。「無料で安全に利用できるオンラインストレージサービス」というイメージが定着すれば、今後アップローダーとしての選択肢はDropbox一択になるかもしれない。

参照元:Dropbox、パスワード管理ツールを無料ユーザーにも提供【Impress Watch

※サムネイル画像(Image:rafapress / Shutterstock.com)

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