ahamoから格安SIMへ流れる人も出てくる?

外出先でケータイからビデオチャットという状況は、現況を考えると起こりにくい?
では、ahamoを利用すべき人とはどんな人だろうか?結論からいうと、「通話やメールはLINE中心で、スマホの利用はSNSやネット検索が多く、動画視聴はたまにする程度、回線が常に安定していてほしい人」だ。しかし、家や職場ではWi-Fi接続するという人はおそらく20GBも必要ない。月々のデータ使用量を確認してみてほしいが、たいてい10GBに収まっているのではないだろうか。そういう人は格安SIMの方が断然安いため、ahamo利用者として想定されるのは「移動時や出先で大容量のデータ通信をちょくちょくする人」ということになる。自宅ではない場所でテレワークやビデオ会議をする人、移動時間中に動画閲覧などを多く行う人などがそれにあたるが、その数はそれほど多くないと推察される。格安SIMと比較してahamoがアドバンテージをとれるポイントといえば、回線品質ぐらいではなかろうか。
たしかにahamoが当初から想定していると公言する若者ユーザーは、前述の利用傾向に当てはまる人も比較的多いかもしれない。しかし若者であっても、ちょっとネットの知識に明るくWi-Fi接続等を駆使してデータ使用量を抑える使い方ができている人であればその限りではない。
いずれにせよ、ahamoへ移行したはいいが20GBを持て余すことに気づいたユーザーは、そのうち格安スマホへ移行しはじめるのではないか。そうなった時、ドコモはさらに安価な低容量プランを提供しはじめるかもしれないが、料金体系が複雑になってしまっては本末転倒である。一刻も早く、本当の意味でのユーザー目線のサービス提供が望まれる。
参考元:携帯新プラン、サービス開始から1カ月でユーザーの反応は… NTTドコモ「ahamo」編【iZa(イザ)】
※サムネイル画像(Image:ahamo.com)