iPhone、週間実売ランキング上位を独占! その人気の裏にはあのキャリアの影響も?

現在、iPhoneの売れ行きが好調のようだ。それだけであれば「いつものこと」といった話なのだが、4月半ばには1週間のスマートフォン実売ランキングでトップ4を独占しているのだ。近年はiPhoneのような高価格でハイスペックなスマホだけでなく、そこそこのスペックを手ごろな値段で手に入れられるミドルレンジスマホの人気も高まってきている。そんな風潮があるにもかかわらずiPhoneが上位を独占できたのはなぜだろうか…。今回は、iPhoneの販売に弾みをつけたかもしれない、事象についてお伝えしていきたい。

4月19日~25日スマホ実売ランキングが発表される

(Image:Woraphong Suphutayothin / Shutterstock.com)

iPhoneは世界中で愛されている名機だ

 5月2日、BCNの発表する「BCNランキング」にて、POSデータを基にした2021年4月19日~25日のスマホの実売台数ランキングが発表された。それによると該当期間中に最も売れたスマホは「iPhone SE」だったという。さらに2位には「iPhone 12」、3位・4位にも「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 mini」と、iPhone 12シリーズ3種がランクイン。アップルの代名詞とも言えるiPhoneシリーズが4つ続けて並ぶ格好となった。5位となって韓国・サムスンの「Galaxy A21」が滑り込み、ようやくiPhone以外が顔を出すかたちとなったのだった。
 実は前週となる4月12日~18日のデータでは、3位までの顔ぶれは変わらないものの、4位には中国・シャオミの「Redmi Note 10 Pro」が入っている。また4月5日~11日にも4位はiPhoneではなくシャープ「AQUOS sense4」となっていた。iPhoneシリーズが4位までを占めるのはちょっと久しぶりの話なのだった。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

iPhoneの販売を開始した楽天モバイルの影響が大きい

 なぜ今回のランキングでiPhoneが復権を果たしたのかと考えると、集計時期にiPhoneの注目度がアップする出来事が立て続けに起こっていたことがわかる。4月21日にはアップルがイベントを開催。さまざまな新製品を発表する中でiPhone 12・iPhone 12 miniの新色機種もお披露目された。さらにその発表の翌日22日にも、楽天モバイルがキャリア参入2年目にして満を持してiPhoneの取扱いを開始することが伝えられている。
 楽天モバイルはキャリア各社が新プランを打ち出している中、4社で唯一従量制のプランを導入し他社との差別化を図っている。さらにそのプランでは「データ1GBまで0円」という驚愕の価格設定も大きな話題となった。そんな楽天モバイルがiPhone市場に参入するとなれば、iPhone自体の注目度が上がることも必至。これがランキングにも影響を及ぼしていると考えることもできるのではないだろうか。

 楽天モバイルでiPhoneを購入できるようになったのは4月30日から。つまり次回のランキングの集計範囲だ。新色・パープルの存在も相まって、iPhoneの地位はさらに強固になっていきそうだ。これから先のスマホシェアにも注目していきたい。

参照元:今売れてるスマートフォンTOP10、iPhoneがTOP4を再び独占 2021/5/2【BCN+R

※サムネイル画像(Image:Framesira / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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