ドコモが経済圏競争に本腰も、「メガバンクとの提携」に疑問符がつくワケ

ドコモが三菱UFJ銀行との業務提携を発表した。「新たなデジタル金融サービスの提供」を図った提携だといい、そのための共同会社の設立も検討していることを明かした。しかし改めて見直してみると、携帯キャリア4社のうち自社グループ内に銀行を持っていないのはドコモだけだ。ライバルたちが自社銀行をもつ中で、自社銀行ではなくメガバンクとの提携を選んだドコモの選択ははたして正解と言えるのだろうか…。今回は、ドコモの選んだ道が示す未来について考えていきたい。

ドコモが三菱UFJ銀行との業務提携を発表

(Image: yu_photo / Shutterstock.com)

携帯キャリア最大手のドコモが新たな手を打った

 ドコモは5月11日、「NTTドコモと三菱UFJ銀行による、デジタル金融サービス提供に向けた業務提携契約の締結について」と題したプレスリリースで、新たな業務提携について発表した。それによれば、2022年の提供開始を目指す「おトク」「便利」「安心」な「dポイントがたまる新たなデジタル口座サービス」を共同開発したり、三菱UFJの銀行口座と「d払い」「ドコモ口座」を連携させたチャージ(入金)連携を検討したりするという。

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