ドコモが経済圏競争に本腰も、「メガバンクとの提携」に疑問符がつくワケ

ドコモは経済圏間の争いを勝ち抜くことができるか

(Image:NP27 / Shutterstock.com)

ソフトバンク経済圏は日本有数の経済圏として知られている

 ドコモは“ドコモ経済圏”の共通ポイント・dポイントを活用した提携で、利便性の向上や三菱UFJに口座をもつユーザーの流入も狙っているのかもしれない。3メガバンクの筆頭とも言える三菱UFJを味方につけるのは、戦略としてはかなり期待値の高い提携と言えるだろう。

 しかしドコモや“ドコモ経済圏”のライバルでもあるキャリア各社の経済圏を見てみると、ソフトバンクはPayPay銀行、楽天モバイルは楽天銀行、auはauじぶん銀行など、各経済圏内に銀行を持っている。「提携を結んだグループ外の銀行」と「グループ内の銀行」であれば、後者のほうが深いつながりを持ち、より強力なシナジーを生み出せることは想像に難くない。
 さらに提携をしたとしても結局は別々の企業であり、ドコモと三菱UFJで異なる利害のすり合わせという工程が生まれることも考えられる。そうなれば、対応の柔軟性も経済圏の中でつながるライバルに後れを取ってしまうことだろう。

 多くのユーザーをもつメガバンクという大きな味方は強力な一方で、「小回りが利きづらい」という弱点を抱えてしまうことになるのかもしれない。はたしてそうした体制で、“ソフトバンク経済圏”や“楽天経済圏”などとの経済圏競争を勝ち抜いていくことはできるのだろうか。
 今後ドコモ経済圏が打ち出していく戦略を、しっかりと見極めていきたい。

参照元:NTTドコモと三菱UFJ銀行による、デジタル金融サービス提供に向けた業務提携契約の締結について【NTTドコモ】

オトナライフ編集部
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