巧妙な偽レビューが蔓延中。騙されないためには?

ネット通販の手助けになるはずだったレビューが、今や邪魔もの扱い
ひと昔前なら偽レビューは怪しい日本語で書かれており、すぐにサクラだと見破れたが、今は日本人の主婦や学生がアルバイト感覚で行っていたり、社会人が副業として取り組んでいたりするため、一見してサクラだとはわかりにくい。偽レビューにもかかわらず内容がしっかりしており、中にはアマゾンベストレビュアーの上位に選ばれている人までいるという。すでに「アマゾンのレビューは信用できない」という認識がユーザーにも広まりつつあり、「レビューは見ない」「レビューは低い評価を見て、デメリットが許容できるかの判断材料」との声も。それでもなお「レビューを参考にしたい」という読者は、以下の偽レビューの見分け方を抑えておきたい。
・アマゾンで発売されたばかりなのにレビューが大量にある
・短期間にレビューが集中している
・レビュー内容が異常に濃い
・評価が5と1に集中している
・出品者が中国人、または住所が中国で高評価ばかり
・同日に複数の高評価レビューをしているレビュアーがいる
アマゾン側も偽レビューの対策をいろいろと講じてはいるが、メールとスパムに例えられるように、一つの施策を実行してもまた新たな手段で偽レビューが登場する…とイタチごっこの様相を呈している。今のところ、ユーザーが偽レビューに騙されない自衛手段をもつしか方法はなさそうだ。今回の流出事件を機に、偽レビューの作成が減ることを願いたい。
参考元: アマゾンの偽レビューに関与したとみられる20万人超の個人情報が流出【CNET Japan】
※サムネイル画像(Image:Mano Kors / Shutterstock.com)