すでに混乱しているコロナワクチン現場にさらなる負担?

2回受ける必要がある新型コロナワクチン。従来の台帳管理では困難と、突如システム管理の話が浮上
一方、コロナワクチン接種の現場では今もあちこちで問題が起きている。ワクチン接種のネット予約がシステムダウンによりできず、高齢者による医療機関への問い合わせが殺到して業務に支障をきたし、ワクチン管理のミスや副作用疑惑のニュースは後を絶たない。そこへ新システムを導入するなど、重い荷物を背負ってゼーゼー言っている医療現場に、さらに大きな荷物を持たせることになる。マイナンバーカードの健康保険証利用についてもトラブル多発により本格運用を10月に延期したのに、ワクチン接種記録も紐づけるなんて、「近く実現」の“近く”って一体何年後の話だろう?と首をひねってしまう。
マイナンバーカードの発行によって、国民に恩恵が感じられなければ普及は進まないのは自明の理。さらに医療機関や行政の現場で混乱が起こり、業務が滞って不具合が生じたり更なる税金が投入されたりする状況は本末転倒だ。とにもかくにも、個人情報の管理徹底だけは肝に銘じていただきたいものだ。
参考元:平井大臣 マイナカードで「ワクチン接種記録見られるように」【TBS NEWS】