楽天モバイルが携帯のプラチナバンド再配分に現実味、反対のキャリア3社に与える影響は

楽天モバイルに新たな追い風が吹き始めている。周波数帯の再配分が一気に現実味を帯びてきたのだ。とくに、これまで既存の3大キャリアにのみ割り当てられていた“電波が届きやすい”とされる周波数帯、いわゆる「プラチナバンド」、が楽天モバイルに割り当てられる可能性も高く、これが実現すれば後発のサービスとして劣勢を強いられていた“通信のつながりやすさ”の課題解決も大きく前進することだろう。今回は、躍進の気配を見せる楽天モバイルについてお伝えしていきたい。

楽天モバイルは悲願のプラチナバンド獲得となるか

プラチナバンドをはじめ同じ電波にも様々な特性があるのだ

 楽天モバイルのプラチナバンド獲得の噂が活発になっているのは、5月18日に総務省の有識者会議で「プラチナバンドの再配分を検討すべきだ」とする案が示されたからだ。これまでも楽天モバイル側が「公正な競争の妨げになっている」として総務省に対して再配分を求めていたが、既存キャリア3社は「周波数帯が変更になると設備の更新に費用がかかる」として再配分に反対していた。
 作業部会が公表した骨子案では、電波割当ての新たなルールを整備し、ポイントとなるプラチナバンドについても「公正・中立に審査し、再割り当ての検討を行うべきだ」という姿勢を明らかにしたのだった。今回示された骨子案から8月には報告書としてまとめられ、スマホユーザーに与える影響等も含めた課題検討の議論の場も設けるとしている。

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