読書好きオススメの本当に面白いマンガランキング、3位「暁のヨナ」2位「キングダム」1位は?

マンガ業界にとって2020年は「鬼滅の刃」(集英社)の1年だった。数々の記録を乗り換え、業界を超えて社会現象を巻き起こすほど各方面に与えた影響は絶大だった。2021年もまもなく折り返しとなるが、これまでにどのような作品が多くの人々の心を捉えているのだろうか。ある電子書籍サイトが行なった、マンガ好き読者が選ぶ「本当に面白いマンガBEST100」というランキングから、ここでは今オススメのマンガ1作品を紹介する。

ロングヒット人気作品を抑えて、堂々の1位に輝いたのは、2020年は圏外だったあの作品だった…!

いに最終回を迎えたあの大作もランクイン

(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)

コロナ禍の2020年「鬼滅の刃」のメガヒットはさまざまな業界に恩恵を与えた

 株式会社BookLiveが運営する総合電子書籍サイト「ブックライブ」で「読者が選ぶ、本当に面白いマンガベスト100ランキング【2021年版】」が発表された。読書・マンガ好きの読者2,670人が「2021年の今読んでほしい」「本当に面白い」「オススメしたい」作品とはどんな作品だろうか?

 第5位に選ばれたのは、「薬屋のひとりごと」(スクウェア・エニックス)。大ヒットライトノベル作品のコミカライズ版だ。架空の帝国を舞台にしたファンタジー作品であり、薬学の専門知識を使った謎解きや恋愛物としても楽しめる作品だ。

 第4位は、2021年4月に12年に渡り続いた連載がついに完結し、大きな話題を呼んだ「進撃の巨人」(講談社)。完結した今だからこそ読んでほしいと考える人が多いのだろう。
 
 続いて第3位には、大河ファンタジー「暁のヨナ」(白泉社)がランクイン。こちらも2009年から続き、アニメ化、舞台化もされているロングヒット作品。少女マンガの枠に収まらない深く壮大なストーリーに魅了される読者が多いようだ。

 惜しくも第2位となったのは、「キングダム」(集英社)だ。2006年に連載をスタートし、第17回手塚治虫文化賞の漫画大賞受賞作品。2019年には俳優の山崎賢人主演で実写映画化され大ヒット、続編も予定されている。

 いずれも歴史やファンタジーなど壮大なスケールのロングヒット作品ばかりだ。読み応えのある作品ばかりなので、まだ読んだことがない作品があれば、まだまだ続くお家時間のお供にいかがだろうか。

©芥見下々/集英社

人間がもつ負の感情から生まれた呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描く呪術廻戦(Amazonより引用)

 そして、それら4作品を抑え、堂々の1位に輝いたのは、「呪術廻戦」(集英社)だ。2018年に連載をスタート、2020年の同ランキングでは53位だったがアニメ化をきっかけに注目が高まり、2021年冬には劇場版の放映も決まっている。

 「呪い」をテーマとしたダークファンタジーの呪術廻戦。謎が多く先の読めないストーリー展開や、魅力的なキャラクター、迫力あるアクションシーンなどが人気の理由だ。“ポスト・鬼滅の刃”などと噂され、2021年4月21日の時点でコミックス累計発行部数4,500万部を突破している。鬼滅の刃が累計発行部数4,000万部を超えたのは19巻の時点なので、呪術廻戦がまだ15巻までしか出ていないことを考えると、鬼滅の刃を凌ぐ勢いであるとも言える。

 6月4日には16巻が発売予定だ。進撃の巨人やキングダムといった長期連載の大作マンガに比べ、まだまだ巻数も少ないので、もしまだ読んだことがなければ読みはじめるのは今かもしない。

出典元:【2021年版】読者が選ぶ、本当に面白いマンガベスト100ランキング【BookLive】

※サムネイル画像(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)

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