シェア獲得へ追い風が多数待ち受ける楽天モバイル

キャリア各社は5Gの通信基地局の設置に注力している
楽天モバイルはデータ使用量1GBまで0円の従量制プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の話題性も後押しし、3月9日には累計契約申し込み数が300万回線を突破するなど現在人気がうなぎのぼりの状態だ。加えて4月末にはiPhoneの取扱いを開始。日本でも人気の高いiPhoneは、ライバルキャリアの抱えるiPhoneユーザーの獲得にあたって非常に大きな役割を果たすことが期待される。
キャリア参入以降かなりのハイペースで進めていた自社回線エリアの拡大も、夏頃には人口カバー率96%到達が見込まれている。さらにはこれまで既存のキャリア3社が占めていた“プラチナバンド”と呼ばれる電波がすみずみまで届きやすい周波数帯の再割り当ても、総務省の開催する有識者会議が再配分を支持するなど、「楽天モバイルプラチナバンド獲得」への動きが強まっている。
様々な追い風を受けてそのシェアをどこまで伸ばしていけるのか。今後も楽天モバイルの成長から目が離せない。
出典元:2021年 MVNO格安SIMの利用者動向調査【ICT総研】
※サムネイル画像(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)