グーグル、アップルと並ぶ3大勢力になるかは、安全性・信頼性が鍵?

現在、グーグルのOS「Android」とiPhoneのOS「iOS」が世界のスマホ9割以上のシェアを獲得している
今後、世界のスマホ業界において、どのような影響が出てくるのだろうか。米国の制裁により世界シェアを落としているファーウェイだが、その隙を突くようにシャオミやオッポなどの他の中国スマホメーカーがシェアを伸ばしている。かつては“低価格・低品質”のイメージが強かった中国製品だが、近年の技術力の向上は目覚ましく、今や中国製品は“低価格・高品質”を売りに、スマホに限らず太陽電池やEVなどさまざまな分野でトップに立つようになってきている。
だが、その一方で中国の「情報リスク」に関しての日本国内での不信感はいまだ根強いように感じる。最近でもコミュニケーションアプリ・LINEが委託中国企業に個人情報が漏洩する問題を起こし、大きな問題となった。中国では企業の持つ情報を政府が強制的に入手できることから、情報に関わる分野においては特に、いかにユーザーの安全性・信頼性が得られるかが、大きな課題となってくるのではないだろうか。
現在世界のOSシェアを二分するグーグルとアップルでも、個人情報の保護強化に力を入れる動きがある。利用するユーザーのプライバシーに関する意識も高まってきている。ファーウェイが今後世界のソフトウエア業界で2社と肩を並べるようになるか否かは、情報リスクに対する不信感をいかに払拭できるかにかかっているのかもしれない。
参照元:中国ファーウェイ、スマホ向け独自OSを6月リリースへ【ロイター】