30代男性の年収が一番高い職種ランキング「平均558万円」を稼ぎ出す1位は?

自分の年収が同世代と比べてどの程度の位置にあるのか。サラリーマンなら誰しも一度は気になったことがある内容だろう。しかし自分の周りの人に年収を聞こうとすると角が立つ可能性もあり、相手にどう思われるかということも不安になってしまう。そんな控えめな人にもぜひとも知っていただきたい平均年収のデータが、type転職エージェントから発表されている。

今回は、年代別・業種別の平均年収の中から、30代の数字をクローズアップしてご紹介していきたい。

30代男性の平均年収は558万円!

どれだけ残業代が出るのかも大切な年収アップのポイントだ

 人材紹介サービスのtype転職エージェントが2019年7月~2020年6月に同サービスに登録した正社員の年収を基に算出した「平均年収ランキング一覧」によると、30代全体の平均年収は497万円、男性558万円、女性423万円だったという。ちなみに20代では全体平均380万円、男性423万円、女性356万円。30代に突入し、キャリアを重ねて順調に年収アップしている様子が伺える。
 グラフ化された年収分布によると、30代男性で最多となった年収は「500万~600万円未満」で、23.5%を占めた。次いで多かったのは「400万~500万円未満」で、こちらも22.9%と同程度となり、30代のサラリーマンのほぼ半数はこの400万~600万円に収まっていることが判明した。また以降は、「600万~700万円未満」(17.7%)、「300万~400万円未満」(13.2%)と続いている。

(Image:Kobby Dagan / Shutterstock.com)

新卒から10年あまり、職業の選択を誤ると数百万の差に

 職種別に見てみると30代男性で最も高かったのは「専門職」で648万円。以降、「管理・事務・企画」613万円、「IT・WEB・通信系エンジニア」576万円、「営業」561万円と並んでいる。「IT・WEB・通信系エンジニア」と「営業」に関しては30代全体の年収600万円以上を稼ぐ人のうち、ともに30%以上を占めているといい、「稼ぐ人は営業かエンジニア」と言えるのかもしれない。
 一方で平均年収の低い側から見ていくと、30代男性の中で最も低かったのは「販売・サービス」で435万円だった。次いで「建築・土木」が451万円、「クリエイティブ」484万円、「その他職種」491万円となっている。また、年収の高い職種と比べて、これらの職種は男女の平均年収の差が小さいという傾向も見られた。

 20代では同期と横並びの昇給が続くサラリーマンも、20代後半から30代なると次第に個々の給与に差がつきはじめる頃合いだ。1年の昇給額が数千円違っただけで、年に12回、賞与も含めるとさらに差が開くことになる。さらにはそれが2年、3年と昇給額に差が出続ければさらに大きな収入差になるだろう。
 あとで振り返って「俺の年収、低すぎ…?」とショックを受けてしまうことがないよう、毎年の昇給にはしっかりと気を配っていきたい。

出典元:平均年収ランキング一覧 〜年齢・業種・職種別モデルの金額をチェック【type転職エージェント

オトナライフ編集部
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