わずか8分でスマホをフル充電できるシャオミ「HyperCharge」がネットで話題!

中国の大手スマホメーカー「シャオミ(Xiami)」が、最新技術を使って8分でスマホをフル充電できるようになったことを発表した。200Wの有線充電で、4,000mAhのバッテリーを搭載するスマホ「Xiami Mi 11 Pro」を使った充電動画をTwitterに投稿しており、ネット上で話題に。日本ではまだ認知度の低いシャオミだが、2021年第1四半期のヨーロッパのスマホ市場では、アップルを抜きシェア第2位に浮上したと発表するなど、存在感を強調している。最新充電技術の発表も自社の技術力の高さをアピールする狙いのようだ。

有線・ワイヤレス共に世界記録更新!充電スピード競争は大幅リード

(Image:8th.creator / Shutterstock.com)

2019年12月に日本参入して以来、徐々に存在感を増しているシャオミ

 スマホの充電問題に関しては、誰もが困ったり不便に感じたりした経験があるだろう。動画などの閲覧ですぐに電池残量が減り慌てて充電するケースや、寝る前に充電を忘れた朝の絶望感といったら……。
 今回発表されたシャオミの新しい高速充電技術「HyperCharge」は、有線とワイヤレス充電の両方で世界記録を更新したそう。公開された動画を見ると、200W有線充電器を使って44秒で10%まで充電、3分で50%まで充電でき、8分で100%の充電が完了。ワイヤレス充電でも、1分で10%、7分で50%、15分でフル充電できる様子が映し出されている。この動画が本当なら、充電スピード競争でしのぎを削っていた同じ中国のOPPOに大差をつけてリードしたということになるのかもしれない。OPPOは昨年、高速充電器「VOOC(ヴォーク)フラッシュチャージ」を発売している。これは4,025mAhバッテリーを使って約56分でフル充電を謳っていたが、シャオミが再び先頭を走る形となった。

「夜、寝る前に充電する」という習慣がなくなるかもしれない

 ネットでは、「爆発とか火災とか起きないか心配」「バッテリーは傷めないの?」など不安視する声が上がる一方、「シャオミの躍進がすごい」といった驚嘆の声も。確かに、本来100Wまでしか供給できないUSB接続で200Wの充電を可能にしている点は注目に値するが、海外のIT系ニュースサイト「Android Police」は、5月25日に発表された「USB-C Revision 2.1」を利用している可能性を指摘している。これはUSB規格の仕様策定を行っている非営利団体「USB-IF」が発表したもので、電力供給が現行の100Wから240Wに大幅に増加することから、USBで高性能なPCや大画面モニター、プリンターなども使えるようになると期待の声が上がっていた。

 ただ、この充電技術がユーザーの手元に届くのはまだまだ先のよう。シャオミは実際のスマホで使える充電器を常に提供できるわけではない。また、新しい規格に対応したケーブルは2021年末か2022年初頭ごろに登場するという見方もあり、すぐにすべてのデバイスに対応するとも思えない。「安全性が確認された上で」と一言断ってから、一日も早く最新技術が広まることを願いたい。

参考元:たった8分でスマホを100%まで充電できる200W充電技術「Xiaomi Hyper Charge」をXiaomiが発表【GIGAZINE

※サムネイル画像(Image:8th.creator / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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