テレビはもはや不要? テレビ業界に起きているある変化

地上波だけでなく、ボタンひとつで多様なコンテンツを楽しめるようになったテレビ
1953年に日本で地上波テレビ放送が開始して以来、長い間テレビは人々にとって娯楽や情報収集に欠かせない暮らしの一部だった。 1980~90年代のテレビドラマの黄金期には大ヒットドラマの時間帯には街から人が消える、などと言われ社会に与える影響も大きかった。
しかしインターネットが普及した現在、テレビは数ある選択肢のうちのひとつに過ぎなくなった。楽しみ方はますます多様化し、個人的になってきている。テレビはこのまま役割を終えるのだろうか?メディアの中心は確かにテレビからインターネットへと移り変わってきている。
一方で、地上波だけに頼らずドラマのスピンオフ作品を動画配信サービスで配信するなど、テレビ業界もインターネットを積極的に利用するようになってきている。テレビとインターネットが対立するのではなく、相互的な楽しみ方が今後も増えていくのではないだろうか。リアルタイムで見なくなっても、ドラマを楽しむ人は大勢いる。大きな転換期にあるテレビ業界は、これからも時代とともに進化し続けていくことだろう。
出典元:「2020年 国民生活時間調査」結果概要(PDF)【NHK放送文化研究所】
出典元:ドラマ好き500人に聞いた!「普段ドラマをどうやって観る?」のアンケート調査結果を発表。リアルタイムで観る層は少数派に【ワンスクリーン】