リアルタイムでテレビを視聴する時間が減り、動画共有サービスや動画配信サービスなどでさまざまなコンテンツを視聴する時間が増えてきている今。AmazonプライムビデオやNetflixといった数ある有料の動画配信サービスのなかで、最もみられているのはどんな作品だろうか? GEM Partners株式会社が6月4日に「定額制動画配信タイトルの視聴者数ランキング」を発表した。不動の人気を誇る「鬼滅の刃」や「名探偵コナン」が上位にランクイン。そしてそれらを抑え第1位となったのは? また急激に視聴を伸ばしているコンテンツにも注目する。
1位はやはり、2021年大注目のあの作品!
GEM Partners株式会社が日本在住の15~69歳の男女約7,000人を対象に「定額制動画配信タイトルの視聴者数ランキング」を調査、5月に最も観られたコンテンツのトップ20を発表した。
3位は「鬼滅の刃」。4月の同調査で3位だった「進撃の巨人」からその座を奪い、ランクアップ。まだまだ衰えない高い人気が伺える。
続く2位には前月から変わらずに「名探偵コナン」がランクイン。動画配信サービス別のランキングから見ると、HuluとU-NEXT、dTVでそれぞれ1位を獲得している。連載がスタートした1994年から30年近く経ってもファン層は広がり続けているから驚きだ。
そして、今回堂々の1位を獲得したのは、こちらも前月に引き続き「呪術廻戦」となった。2020年10月にアニメがスタートして以来、人気はうなぎ上りで原作漫画もアニメも大ヒット、破竹の快進撃が続いている。その勢いは国内に止まらず海外にも波及、今や世界中から注目が集まっている作品なので、今回のランキングで1位を獲得するのも納得だ。
ちなみに4位以下は、4位には「東京リベンジャーズ」、5位に進撃の巨人がランクイン、やはりアニメが上位5位を占める結果となった。
人気アニメ作品が多く観られていることが分かる今回のランキングだが、特筆すべきは前月から人気が急上昇しているコンテンツが目立つこと。いずれも4月から放送が開始されたアニメばかりだ。
まずは前月より36ランクアップし4位となった東京リベンジャーズ。ほかにも24ランクアップし9位の「キングダム」、44ランクアップし11位の「スーパーカブ」、52ランクアップし15位の「不滅のあなたへ」など。これらの作品が今後ますます伸びていくことになるのか、引き続き注目したい。とくに4位の東京アベンジャーズは、ヤンキー漫画要素にSFとアクション要素を加えた異色のサスペンス作品で、2021年7月には実写映画化、8月には舞台化も予定されている。今、最も注目が高まっている作品のひとつだ。
トップ20に人気アニメのタイトルがずらりと並んだ今回のアンケート結果。有料動画配信サービスでは今後も国内アニメ作品が注目されていきそうだ。
出典元:定額制動画配信サービス マンスリーランキング(5月)【GEMランキングクラブ】
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