ボットにより生み出されたトレンドが社会に影響を及ぼした過去も

トレンドワードがニュースなどに拡散され、さらなる話題を呼ぶこともある
ボットの活動は午後に活発となり、午後8時にピークを迎えることも判明している。研究チームは「人々が夜間にツイッターを見ることが多いため、ボットの使った攻撃者は午後に攻撃を集中させている可能性がある」と指摘。逆に午前3~6時までの時間帯は、ボットによる活動はほぼ停止している。
また、研究チームは2015年6月から2019年9月までに108,000のボットアカウントを発見したとのこと。もちろん無害なボットも多いが、中には偽情報や政治的スローガン、ヘイトスピーチなど悪意のあるものも含まれており、トレンドが人為的に操作され、創り出されているとすれば社会に大きな影響が出るだろう。
実際に、「#SuriyelilerDefolsun(#シリア人は出ていけ)」というハッシュタグは、トレンド入りした後にいくつかのニュースやソーシャルメディア、さらには学術論文にまで取り上げられたそうだが、後からボットによってトレンド入りしたことが判明。
下手すると世論にもなってしまうトレンド機能の脆弱性は早急に対処してもらいたいが、ユーザーがトレンドを見極める目も必要なようだ。
参考元:Twitterのトレンドの半分近くがボットに操作された人為的なものだったことが判明【GIGAZINE】
※サムネイル画像(Image:Sattalat Phukkum / Shutterstock.com)