Instagramタイムラインの謎、ついに解明!? 公式が表示基準を公開

2019年時点で国内月間アクティブアカウント数が3,300万を突破しているInstagram。読者の方々の中にも日々利用している人も少なくないだろう。そんなInstagramが6月8日、「どのようなシステムでそれぞれのユーザーに対し表示される画像を決定しているのか」というアルゴリズムを解説しているのだ。今回は、あなたのタイムラインに流れてくる画像がどのように選択されているのかをお伝えしていきたい。

Instagramのタイムラインに表示される画像の表示基準が判明

(Image:wichayada suwanachun / Shutterstock.com)

iOSアプリの個人情報収集量ランキングで同率1位になったInstagram。ほか同率のアプリは、Facebook、MessengerというすべてFacebook傘下のサービスだった

 Instagramが公式に発表したところによると、「フィード」と「ストーリーズ」、「検索」と「発見」、「リール」ではそれぞれ別の表示基準を持つアルゴリズムが利用されているという。

 Instagramのメイン機能でもあるフィード・ストーリーズでは、複数のステップに分けてランク付けが実行されている。第一段階として「ユーザーがフォローしているユーザーのコンテンツ」かどうかが判定され、基本的にはフォローしているユーザーのコンテンツが表示されることになる。
 この足切りを済ませたのちに、「投稿された時刻」「ユーザーが写真を好むか動画を好むか」「動画を好む頻度はどの程度か」といった様々な角度から取捨選択を実行。投稿の人気ぶりなど「投稿に関する情報」→ユーザーがその相手に対する関心の高さを測定する「投稿者情報」→ユーザーの好みを把握する「ユーザー情報」→相手の投稿にどれだけ関心を持っているか「ユーザーの過去のやり取り履歴」といった内容でランク付けを行い、表示内容が決定されるのだ。つまり、ユーザーの好みそうな投稿の方向性を分析し、いいね!など反応したくなるものを選りすぐって並べているのだ。ユーザーからすればタイムラインを眺めているだけで興味のある投稿が並ぶため非常に利用しやすくなると言えるだろう。

多角的に検討し表示される画像を決める仕組みは開発会議のようだ

 検索&発見では、ユーザーと地続きでない新たな情報を提供してくれる。ここではユーザーの過去のいいね!・保存から趣味嗜好を分析。飲食店の料理にいいね!していたら、同じ店舗の料理が好きな“他のユーザー”の傾向から“他のユーザー”が気に入っている他のアカウントを調べてユーザーが反応しそうな投稿をチョイスしているようだ。
 また、検索&発見で重視される情報は、いいね!・コメントの数など「投稿に関する情報」→過去にユーザーが投稿者と接点があったかといった「投稿者とのやり取り履歴」→ユーザーのいいね!・コメントに関する情報である「ユーザーの活動」→「投稿者情報」という順番だといい、フィード・ストーリーズとは異なる順位付けとなっている。

 15~30秒ほどの短尺動画を共有できるリールでは、“ユーザーを楽しませるもの”を中心に集められており、ユーザーが面白いと思うか面白くないと思うかに関する情報を収集している。具体的には、過去にどんなリールを気に入ったかの「ユーザーの活動」→ユーザーと投稿主のコミュニケーション履歴の有無など「投稿者とのやり取り履歴」→リールへのいいね!・コメント数を測る「リールに関する情報」→「投稿者情報」となっていることを明かしている。

 3種類ともそれぞれことなる判断基準で順位をつけて、タイムライン上に流れてくる投稿を選んでいることが明らかとなった。何気なく利用しているInstagramも、裏でこんな複雑な選択が行われているのだ。今度Instagramを利用したときは「いつも選んでくれてありがとう」と思ってしまうかもしれない。

参照元:Instagram投稿の表示基準やランク付けの仕組みを公式が解説【GIGAZINE

※サムネイル画像(Image:wichayada suwanachun / Shutterstock.com)

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