近年、専用の取引所が多く設立されるなど日本でも名前を聞く機会が増えてきた暗号資産。その価格は常時大きく変動しており、その上下動の差額で一攫千金を掴む投資家から多額の負債を背負ってしまう投資家まで、明確に勝者と敗者を生み出してきた。では、そんな暗号資産で最も儲けた国はどこかご存知だろうか?今回は、誰もが納得してしまう1位の国や、意外な順位となった国々についてお伝えしていきたい。
日本はビットコインで儲けた国・第3位

自動車大手テスラと、宇宙開発企業スペースXのCEOで億万長者イーロン・マスクの発言で、一時1ビット700万円まで爆上げ! その後ビットコインからの撤退発言で今度は暴落のビットコイン
暗号資産といえば、多くの人が真っ先に名前を挙げるのは「ビットコイン」だろう。仮想通貨の取引所でもビットコインを連想させる名称も多く、テレビをつければ見ない日は無いと言えるほど何度も各種取引所のCMを目にすることができるだろう。
ビットコインは売買も盛んで、「下がったら買い、上がったら売る」を繰り返して売買益をあげることが可能だ。暗号資産関連の市場調査企業・Chainalysisでは、そんなビットコインの売買益を検証し、2020年の1年間でどこの国が最も多くの売買益を得ているかをランキングとして発表した。
そのランキングによれば、第3位は日本。利益はおよそ9億ドル(約980億円)に迫り、近年の取引所の盛況ぶりがうかがえる結果となった。2位には約11億ドル(約1,200億円)の中国がランクイン。中国国内で急速に進むデジタル化や多くの富裕層を抱えていることが上位につけられた理由となるだろう。