QRコード決済のトップシェア「PayPay」が、ついに登録ユーザー数4,000万人を突破した。サービス開始直後から「100億円あげちゃうキャンペーン」などの大々的な還元キャンペーンで急拡大していったPayPayだが、その大盤振る舞いが実ったことをあらためて数字で示した格好だ。そして4,000万人突破を記念し、またしても大規模な還元キャンペーンを実施することも発表された。今回は、もはや業界に並ぶもののない絶対王者・PayPayについてお伝えしていきたい。
PayPay、登録者数が4,000万人に到達!
PayPayは6月17日、自身のHP上で登録ユーザー数が4,000万人に達したことを発表した。総務省の発表する2021年5月の人口推計によれば日本の人口は1億2,536万人となるため、およそ3人に1人がPayPayに登録している計算だ。
また近年は、100億円あげちゃうキャンペーンのような還元施策だけでなく、「あなたの街を応援プロジェクト」で地方自治体とも連携を図っている。さらに期間限定で加盟店舗の手数料を無料とするなど、小さな商店でも導入しやすい施策を実施したことで、いまでは業界断トツの全国328万カ所(6月18日現在・PayPayHPより)でPayPayを利用できるように。日本中どこでも使いやすい環境を整備することで、地方ユーザーのニーズを広く掘り起こしてきた。だからこそ今回、4,000万人突破という快挙を成し遂げることができたのだろう。
そんな4,000万人突破を記念して、PayPayは7月1日から始まる「夏のPayPay祭」の最終日7月25日に「4,000万ユーザー突破記念!夏のPayPay祭フィナーレジャンボ」実施を発表。期間中に対象店舗で買い物をすると、最大で決済額が全額戻ってくる還元キャンペーンで、あらためて利用の促進を促している。
PayPayといえば、近年急速にQRコード決済業界において盤石の地位を築いていることでもよく知られる。株式会社インフキュリオンが6月9日に発表したキャッシュレス決済サービスの利用率調査でも37%で全体2位にランクイン。楽天ペイ14%、d払い13%とライバルたちが高い支持を得られていない中で断トツの数字を残している。惜しくも1位は43%の楽天カードに譲ってしまったが、それでも長い歴史を持ち世間的にもなじみ深いクレジットカードとの、決済方法の浸透度合いの差を考えると善戦したと言ってもよいのではないだろうか。
最近ではネット銀行や証券会社などが次々とPayPayの名を冠する社名に変更されていくなど、PayPayブランドの強化が進んでいる。それらのサービスとのシナジーで、PayPayが成長していくことになるだろう。一方で、10月1日からはPayPayも加盟店手数料が有料になっていくという。ここで加盟店がどう動くかも、今後の業界シェアの動向に大きく関わってくる部分となりそうだ。
これからPayPayがどこまで伸びていくことができるか。期待を込めながら見守っていきたい。
参照元:「PayPay」登録ユーザー数4,000万人突破!記念キャンペーン開催について【PayPay】
※サムネイル画像(paypay公式サイトより引用)