最近では電子書籍でマンガを読む人が増え、電子書籍のダウンロード数が人気度を表していると言って差し支えないだろう。そんな電子書籍ストアの中でもユーザーに人気の「コミックシーモア」から、上半期の売上ランキングが部門別で発表された。今回は、なかでも勢いを増している少年マンガ部門のランキングを紹介しながら、動向を考察していく。
進撃の巨人・転生したらスライムだった件・東京卍リベンジャーズがランクイン
コミックシーモアを提供するエヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社は6月11日に「コミックシーモア上半期ランキング2021」を発表。少年マンガ部門は、5位に先日最終巻となる34巻を発売した、諫山創「進撃の巨人」(講談社)がランクイン。4位には、7月にテレビアニメで第2期の第2部が放送開始となる、川上泰樹/伏瀬「転生したらスライムだった件」(講談社)がランクインした。
そして3位は、北村匠海、吉沢亮、間宮祥太朗など豪華キャストでの実写映画化を控える、和久井健「東京卍リベンジャーズ」(講談社)。公式ツイッターのフォロワー数は映画アカウント・アニメアカウントともに16万人を突破しており、人気の高さがうかがえる。
2位には、連載終了から1年以上が経った現在も人気を集め続ける、吾峠呼世晴「鬼滅の刃」(集英社)がランクイン。テレビアニメ第2期となる「鬼滅の刃 遊郭編」が2021年に放送されることが決まっており、YouTubeにアップされた第1弾PVの再生回数は、アップから半年足らずで2,100万回再生を突破(2021年6月18日時点)している。
そして1位に輝いたのは、芥見下々「呪術廻戦」(講談社)。“ネクスト鬼滅”と称される呪術廻戦は、映画化が決定したりユニクロ「UT」とのコラボ第2弾が発売されたりとその勢いは止まらない。ところが先日、作者である芥見氏の体調不良により週刊少年ジャンプでの連載が一旦ストップすることに。休載の期間は1か月ほどだそうだが、やはりいくらなんでも忙しすぎたのかもしれない。
とはいえ人気は衰えることを知らず、むしろファンからは応援の声が寄せられている。実写映画化の東京卍リベンジャーズ、テレビアニメ第2期放送の鬼滅の刃、ネクスト鬼滅の呪術廻戦。2021年はこの上位3作品を中心に回っていくことになりそうだ。
出典元:一番売れたマンガは!?ランキングで2021年上期を振り返る!「コミックシーモア上半期ランキング2021」を発表!【コミックシーモア】