【iPhone 6s】SIMロックを解除する方法を解説! できないときの対処法も紹介

iPhone 6sはSIMロック解除をすれば、購入時とは違うキャリアも利用できるようになる。この記事では、NTTドコモ、au、ソフトバンク、それぞれのキャリアでのiPhone 6sのSIMロック解除方法と、SIMロック解除できない場合の対処方法など解説する。

【iPhone 6s】SIMロックを解除する方法【キャリア別】

 2015年に発売されたiPhone 6sは、2018年にはApple Storeでの販売が終了している。しかし、iPhone 6sはApple社が初めて、脱獄しなくてもiPhoneの正式な機能としてSIMロック解除を可能にしたiPhoneということで、現在でも中古市場で需要のある人気の端末である。

 SIMロックとは、NTTドコモやau、ソフトバンクの大手携帯電話会社が、自社で販売したiPhoneを他の回線では使えないように、電話番号やモバイルデータ通信の情報が搭載されているSIMの利用に制限をかけることである。

自社の回線しか利用できないようにすることで、ユーザーの囲い込みを行うことと、端末の分割払いを最後までしてもらうようにするために、以前はSIMロックは普通であった。しかし、格安SIMが普及し乗り換えるユーザーが増えたことや、回線の選択の自由がユーザーにあるということで、現在販売されている端末はSIMロックがかかっていても、一定の条件で解除できるのが普通になっている。

iPhoneではiPhone6までは、Apple社の利用規約に反する、脱獄と呼ばれる基盤の改造をしなければSIMロック解除できなかったが、iPhone 6sからは正式な手続きを踏めば、脱獄しなくてもSIMロック解除ができるようになった。

この記事では、iPhone 6sユーザーが格安SIMなど携帯電話会社を変更したい場合や、中古品として買い取りしてもらう条件がSIMロック解除してあることで、SIMロック解除をしておきたいという方のために、NTTドコモ、au、ソフトバンク、それぞれのキャリアのSIMロック解除方法と、SIMロック解除できない場合の対処法、SIMロック解除は買い取り価格に影響するのかどうかなどを解説する。

SIMロック解除するためには、iPhone 6sのIMEI(端末固有番号)が必要である。iPhone 6sの「設定」アプリから調べておこう。

iPhone 6sの「設定」アプリの「一般」>「情報」と進む

iPhone 6sの「情報」の中にIMEIが記載されている

IMEIがわかったら、まずは、携帯キャリア別のiPhone 6sのSIMロック解除方法を見ていこう。

・【方法①】NTTドコモの場合

3大キャリアの一つであるNTTドコモで購入したiPhone 6sのSIMロック解除方法である。NTTドコモで購入したiPhone 6sをSIMロックするための条件は次のいずれかである。

 ●iPhone 6sの端末料金を一括払いで支払ったのなら購入直後にSIMロック解除が可能
 ●分割払いの場合は、購入後100日を経過すればSIMロック解除が可能

NTTドコモではどのような支払い方法を選択したとしても、購入後100日を経過しているiPhone 6sであればSIMロック解除が可能である。

NTTドコモでのiPhone 6sのSIMロック解除の方法は次の通り3つある。

 ●Webからの申込み(無料)
 ●電話での申込み(手数料3,300円)
 ●店頭での申込み(手数料3,300円)

それぞれ詳しく見ていこう。

WebからのSIMロック解除の申込みの場合の手順は次のとおりである。

1. 「My docomo」へアクセスしてログインする
2. 「ドコモオンライン手続き」から「SIMロック解除」を選択する
3. IMEIを入力する
4. 「SIMロック解除を申し込む」と「SIMロック解除の注意事項に同意する」にチェックを入れる
5. 確認メールの送信先を指定して「次へ」をクリックする
6. 「手続完了」をクリックしてSIMロック解除の手続完了

電話でのSIMロック解除の申し込み手続きの方法は、受付窓口(NTTドコモ携帯からなら「151」、その他の電話番号なら「0120-800-000」)に電話を掛ければ手続きができる。受付時間は午前9時から午後8時までだ。

店頭でSIMロック解除の申込みをする場合には、身分証明証(免許証・住民票など)とSIMロック解除したいiPhone 6sをドコモショップへ持参して、SIMロック解除したい旨をスタッフに伝えれば手続きしてもらえる。

・【方法②】auの場合

こちらも3大キャリアのauで購入したiPhone 6sのSIMロック解除方法を解説する。auで購入したiPhone 6sをSIMロック解除する条件は次のとおりだ。

 ●iPhone 6sの端末料金を一括払いで支払ったのなら購入直後にSIMロック解除が可能
 ●分割払いの場合は、購入後100日を経過すればSIMロック解除が可能

auでのiPhone 6sのSIMロック解除の方法は次の通り2つある。

 ●Webからの申込み(無料)
 ●店頭での申込み(手数料3,300円)

auでSIMロック解除するための2つの方法をそれぞれ詳しく見ていこう。

WebからSIMロック解除する手順は次のとおりである。

1. 「My au」へアクセスしてログインする
2. 「SIMロック解除の可否判定」に入りiPhone 6sのIMEIを入力してSIMロック解除可能端末か確認する
3. 「SIMロック解除申込み」をクリックする
4. SIMロック解除したいiPhone 6sの電話番号回線を選択する
5. auで設定した「ネットワーク暗証番号」を入力して、表示されたIMEIが正しいか確認する
6. SIMロック解除の注意事項を確認して、解除理由を選択する
7. 「この内容を申し込む」をクリックするとSIMロック解除手続きが完了する

店頭でSIMロック解除の申込みをするのなら、身分証明証(免許証・住民票など)とSIMロック解除したいiPhone 6sをauショップへ持参する。auショップのスタッフにSIMロック解除したい旨を伝えると手続きをしてもらえる。

・【方法③】ソフトバンクの場合

3大キャリアにはソフトバンクもある。ソフトバンクで購入したiPhone 6sのSIMロック解除方法を解説する。ソフトバンクで購入したiPhone 6sをSIMロックするための条件は次のいずれかである。

 ●iPhone 6sの端末料金を一括払いで支払ったのなら購入直後にSIMロック解除が可能
 ●分割払いの場合は、購入後100日を経過すればSIMロック解除が可能

ソフトバンクでもどのような支払い方法を選択したとしても、購入後100日を経過しているiPhone 6sであればSIMロック解除が可能である。

ソフトバンクでのiPhone 6sのSIMロック解除の方法は次の通り3つある。

 ●Webからの申込み(無料)
 ●ソフトバンクの店頭での申込み(手数料3,300円)

それぞれ詳しく見ていこう。

WebからのSIMロック解除の申込みの場合の手順は次のとおりである。

1. 「My SoftBank」へアクセスしてログインする
2. 「契約・オプション管理」から「SIMロック解除手続き」を選択する
3. 「製造番号(IMEI番号)の入力」にIMEIを入力する
4. 「解約手続きをする」をクリックするとSIMロック解除の手続完了

店頭でSIMロック解除の申込みをする場合には、身分証明証(免許証・住民票など)とSIMロック解除したいiPhone 6sをソフトバンクのショップへ持参して、SIMロック解除したい旨をスタッフに伝えれば手続きしてもらえる。

(Image:Ellica / Shutterstock.com)

所有しているiPhone 6sがSIMロック解除されているかどうか、確認するにはどうしたらいいのだろうか。iPhone 6sがSIMロック解除されているかどうか確認する方法は次のとおりである。

SIMロック解除されているかどうかを確認するためには、iOS14へアップデートされている必要がある。iPhone 6sはiOS14に対応しているので、iOS14へアップデートしていない場合にはアップデートしておくことをオススメする。iOS14のiPhone 6sでSIMロック解除を確認する方法は次のとおりである。

1. iOS14の「設定」から「一般」>「情報」と進む
2. 「情報」の「SIMロック」を確認する

SIMロック解除されていれば、「設定」の情報から確認できる「SIMロック」に「SIMロックなし」と表示される。「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロック解除済みのiPhone 6sだと確認できる。

何らかの理由でiOS14へアップデートしない場合には、各キャリアのマイページから確認できることもある。

【iPhone 6s】SIMロックを解除できないときに考えられる原因は?

(Image:blackzheep / Shutterstock.com)

iPhone 6sをSIMロック解除したくても解除できない場合もある。SIMロック解除の手続きをそれぞれのキャリアごとの方法で行っても、なぜかSIMロック解除されないのだ。

SIMロック解除できないときには、SIMロック解除ができるiPhoneなのかまずは確認しよう。SIMロック解除できない条件に、各キャリアが設定している分割払いで購入後100日を経過していない場合のSIMロック解除できない、というものがある。この条件に該当している場合には、SIMロック解除できない場合もある。

SIMロックを掛けるのは大手キャリアだが、大手キャリアでもまだiPhone 6sを販売しているところもあるようだ。大手キャリアで購入後100日以内のiPhone 6sはSIMロック解除できないので注意しよう。

大手キャリアでの新規購入から100日を超えたiPhone 6sのSIMロック解除ができない場合には、SIMロックがかかっているキャリアに解除できないことを相談するしかない。iPhone 6sの「設定」>「情報」から、SIMロックされているキャリアを確認できる。

どうしてもSIMロック解除したいのにできない場合にはSIMロックを掛けているキャリアにSIMロック解除できない旨を相談してみよう。

【iPhone 6s】SIMロックを解除する/しないは買い取り価格に影響する?

(Image:M21Perfect / Shutterstock.com)

SIMロック解除は業者に買い取りしてもらうときの買い取り価格に影響するのではないか、と気になっているユーザーもいるようだ。発売から7年が経とうとしているiPhone 6sは中古端末としては人気だが、買い取りしてもらい新しいiPhoneに乗り換えたいという人も多い。

実際のところ、業者が買い取りするときのiPhone 6sの買い取り価格にSIMロック解除の有無は関係するのだろうか。以前はSIMロック解除されているiPhone 6sの買い取り価格のほうが高い傾向にあったが、現在では、大手キャリアが中古で購入した端末のSIMロック解除にも応じるようになったので、それほど買い取り価格に大きな差が出るわけではない。

とはいえ、SIMロック解除されていれば、iPhone 6sが使えるSIMであれば、大手キャリアでも格安SIMでもOKなのは確かだ。買い取り業者が喜ぶのはいうまでもない。

また、買取り業者への買い取りを希望していなくても、SIMロック解除すれば携帯キャリアの変更も可能になる。より通信料金の安いキャリアへの乗り換えもスムーズに行くので、SIMロック解除はできるようであればしておいた方がいいだろう。

※サムネイル画像(Image:blackzheep / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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