アメリカ大手ECサイトであるアマゾン・ドットコムのCEOで、世界長者番付の1位として知られるジェフ・ベゾス氏に、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた世界的絵画「モナ・リザ」を買って食べてほしい。現在アメリカでは、そんな嘆願書に署名が集まっているそうだ。常識で考えれば、「やらないし、やらせるわけがない」のだが、その真意とはいったい何なのだろうか…。
大手新聞ニューヨーク・タイムズ紙もまじめに考察

ルーブル美術館を代表する名画「モナ・リザ」を食べるなんて……
オンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」のキャンペーンには、これまでに1万人以上がこの嘆願書に署名しているとのこと。立ち上げたミズーリ州在住のケイン・パウエル氏は「これまでモナ・リザを食べた人はいないし、今こそ、ジェフ・ベゾスが立ち上がってこれを実現する必要があると感じている」と話す。同サイトでは「これは、今の社会が必要としていることだ。ジェフ、あなたが社会のために犠牲となるべきだ」と冗談めかしたコメントの投稿も見られるようだ。
ニューヨーク・タイムズ紙もこのジョークを真剣に取り上げており、「モナ・リザがダ・ヴィンチに描かれた1500年代初頭以来、人々はモナ・リザを盗んだり、コピーしたり、ティーカップを投げつけたりしてきたが、誰もそれを食べたことはない」と書いている。