すっかりWeb会議が定着した感があるこの頃だが、どんな服装は望ましいのか、迷う人も多いだろう。このほど、FABRIC TOKYOが、Web会議での服装についての調査を実施し、気になるその結果が発表された。どんどん暑くなっていくこの時期、ビジネスシーンにしてはラフすぎるクールビズで周囲から白い目で見られることがないよう参考にしてほしい。
テレワーク時の服装は、半数以上が出社時よりカジュアルで9割の人が見た目を意識
ライフスタイルにフィットしたビジネスウェアを提供する株式会社FABRIC TOKYOが、20〜50代のテレワーク経験のある男性サラリーマンを対象に、テレワーク時の洋服などについてインターネット調査を実施した。その結果から見えてきたのは、テレワークにおいても「服装」はビジネスマナーとして重視される傾向にあること。さらに、仕事相手からの印象や、自分自身のモチベーションも左右していることがうかがえた。
詳しく紹介すると、まず、テレワークの服装は「出社時よりカジュアル」「ややカジュアル」が79.5%で、テレワーク時に着る洋服に求めることトップは「動きやすい」、次いで「オンライン会議でもきちんと見える」だった。そして、Web会議で相手によって服装を配慮する人が、約60%を超え、社外や目上の人との会議では、83.2%の人が「きれいめ」にすると回答した。
さらに以前より見た目に気を遣うようになった人は75.9%で、最も気を遣うところは服装だった。次いで、ヘアスタイル、ヒゲ、表情、背景のインテリアと続いた。また、Web、オンライン会議中にモニターに映る自分の「見た目」が気になると答えた人が、いつも気になる人は39.9%、時々気になる人が47.6%と約9割の人がモニター越しでも見た目を気にしていることがわかった。
今回の調査結果から、テレワーク時は出社時に比べカジュアルな服装で仕事しているサラリーマンが大多数を占める結果に。一方で、社外や目上の人との打ち合わせなど、重要な会議の時は、オンラインであってもきちんとした服装を心がけている人が多い様子。
部屋着でWeb会議に出席する人に対しては、半数以上の人が不快感を持つと回答していた。その理由には、「オン、オフの切り替えができていなさそう」「ビジネスの最低限のマナー」などで、だらしない印象を与えているようだ。なかには「見た目を気にしない人は、まともな話ができなさそう(30代)」といった辛口な意見も。多くのサラリーマンは、自宅であろうと画面越しであろうと、服装における最低限のビジネスマナーを意識しているということだろう。
見た目はとは異なる視点だが、半数以上が、その日の洋服で仕事のモチベーションを左右されたことがあると回答している。その理由には「気に入った洋服を着ていたので気分良く仕事ができた」というもので65.0%を占め1位に。
様々な観点から、服装は生産性高く仕事をするための大きな要素だと言えるだろう。突然のWeb会議の招集を受けてもあわてないよう、テレワーク中も日頃から最低限の服装は意識しておくと良さそうだ。
出典元:オンライン会議、「見た目が気になる」ビジネスパーソンはおよそ9割!気を遣うポイント1位は「服装」【FABRIC TOKYO】