次のトレンドは画面からカメラが消える!? シャオミ(Xiaomi)から画面下埋め込みインカメラ登場か

画面に“インカメ”の無いスマホが主流となる日がもうそこまで来ているのかもしれない。 中国メディア・ITHomeの報道によると、中華スマホブランドのシャオミ(Xiaomi)が画面下に埋め込まれたインカメラを開発中であり、その技術が採用されたスマホが年内に3モデル発売される予定だという。
 今回は、これまでディスプレイ上で邪魔者扱いされていたインカメラが目指す、次なる方向性についてお伝えしていきたい。

ノッチ&パンチホール問題とおさらば?

(Image:Dedi Grigoroiu / Shutterstock.com)

ディスプレイ上にインカメラを設置するために設けられた黒い部分がノッチだ

 これまでインカメラは、ディスプレイ上部の黒い切り込みを指す「ノッチ」や、ディスプレイにぽつんとカメラが埋め込まれた「パンチホール」に配置されるものが主流となっていた。ノッチがあることで、端末のサイズをコンパクトに保ったままディスプレイを大きくすることができるというメリットがあるのだが、「画面が四角じゃないのが嫌」「ゲームをするときに邪魔」などと不満の声が上がることも少なくなかった。

 かといってノッチレスのスマホだと、その分ディスプレイが小さくなってしまう。そんなジレンマを解消するのが、今回シャオミが投入するインカメラが画面下に埋め込まれるタイプのモデルだ。画面下埋め込み型のインカメラが採用されると噂されているのは、シャオミのCC 11・Mix 4・Mix Fold 2の3モデル。

 他メーカーでも、2020年に発売された「Rakuten BIG」や中国メーカー・ZTEの「AXON 20 5G」などが存在する。しかし現状ではまだまだ少数派であることは間違いないだけに、ここで一気に3モデルを投入することで「インカメラ埋め込みのシャオミ」として市場を席巻する可能性も十分にありそうだ。

(Image:Amsal Alwal / Shutterstock.com)

シャオミは7月に低価格・ハイスペックの新商品を発売予定だ(写真はXiaomi Mi 11Lite)

 サムスン、アップルとともに世界のスマホ出荷台数のトップ3に入るシャオミ。日本でも着実に認知度を上げて、ユーザーを増やしている。6月24日には、SIMフリースマートフォン「Mi 11 Lite 5G」を7月2日に発売することを発表。4万円台とお手頃価格ながら、5GやFeliCa(おサイフケータイ)に対応しており、ほかにも薄型・軽量などハイスペック揃いですでにネットでは話題になっている。そんな波に乗っているシャオミが画面下埋め込みインカメラを採用するとなれば、ますますシェアを伸ばすことになるのではないだろうか。

 しかし、画面下に埋め込まれて“見えないカメラ”となることで、写真を撮る時にどこを見ればいいのか分からず戸惑ってしまう人も多そうだ。スマホでゲームを楽しむ人など一部の人から熱望されている画面下埋め込みカメラだが、果たして万人ウケするのだろうか。そもそもインカメラで自撮りをする人は画質の良さ(あるいは写りの良さ)を重視しているため、カメラがディスプレイからなくなることよりも、高画質で綺麗に映ることの方が大事なのかもしれない。そうなると、この技術は「普段スマホをどうやって使うか」によって価値の判断が大きく分かれそうだ。

 どちらにせよ、シャオミがこのスマホをリリースすることで、インカメラのメインストリームが大きく変わるのかもしれない。続報を待ちたい。

(※2021/6/29 記事の一部を訂正いたしました)

参照元:ノッチもパンチホールもなし! Xiaomiのカメラ画面下埋め込みスマホ、年内に3モデルでる?【GIZMODO】

※サムネイル画像(Image:Amsal Alwal / Shutterstock.com

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