画面に“インカメ”の無いスマホが主流となる日がもうそこまで来ているのかもしれない。 中国メディア・ITHomeの報道によると、中華スマホブランドのシャオミ(Xiaomi)が画面下に埋め込まれたインカメラを開発中であり、その技術が採用されたスマホが年内に3モデル発売される予定だという。
今回は、これまでディスプレイ上で邪魔者扱いされていたインカメラが目指す、次なる方向性についてお伝えしていきたい。
ノッチ&パンチホール問題とおさらば?

ディスプレイ上にインカメラを設置するために設けられた黒い部分がノッチだ
これまでインカメラは、ディスプレイ上部の黒い切り込みを指す「ノッチ」や、ディスプレイにぽつんとカメラが埋め込まれた「パンチホール」に配置されるものが主流となっていた。ノッチがあることで、端末のサイズをコンパクトに保ったままディスプレイを大きくすることができるというメリットがあるのだが、「画面が四角じゃないのが嫌」「ゲームをするときに邪魔」などと不満の声が上がることも少なくなかった。
かといってノッチレスのスマホだと、その分ディスプレイが小さくなってしまう。そんなジレンマを解消するのが、今回シャオミが投入するインカメラが画面下に埋め込まれるタイプのモデルだ。画面下埋め込み型のインカメラが採用されると噂されているのは、シャオミのCC 11・Mix 4・Mix Fold 2の3モデル。
他メーカーでも、2020年に発売された「Rakuten BIG」や中国メーカー・ZTEの「AXON 20 5G」などが存在する。しかし現状ではまだまだ少数派であることは間違いないだけに、ここで一気に3モデルを投入することで「インカメラ埋め込みのシャオミ」として市場を席巻する可能性も十分にありそうだ。