2020年に「鬼滅の刃」が記録的な大ヒットとなり、2021年に入ってからは“ネクスト鬼滅”などと呼ばれ注目されている「呪術廻戦」が驚異的なスピードで売上げ記録を更新中だ。
そんななか、定額制動画配信サービスの週間ランキングが発表された。そのランキング結果によると、いまだ人気が衰えない鬼滅と、破竹の勢いが続く呪術の2作品を抑え、ある作品が2週連続1位となっている。若い世代を中心に今、大きな注目が集まっている人気作品とは? ハリウッド版最新作の公開を控え人気急上昇中のあの作品シリーズにも注目だ。
4月のアニメスタート以来、人気爆発中のあの作品が1位に
GEM Partners株式会社は6月25日、「定額制動画配信タイトルの視聴者数pt ウィークリーランキングTOP30」を発表した。これはアマゾンプライム・ビデオやネットフリックスなどさまざまな定額制動画配信サービスのなかで、どのような作品が最も観られているのかを横断し調査したもの。ではさっそく、上位5作品を見てみよう。
5位には「僕のヒーローアカデミア」、4位には「名探偵コナン」、3位には鬼滅の刃がランクイン。連載が終わってもまだまだ引き続き、鬼滅人気は続きそうだ。
第2位となったのは呪術廻戦。2018年の連載開始以来、さまざまな漫画賞を受賞し注目を浴び、2020年10月からアニメ放送がスタート、人気に火がついた。最近ではユニクロなどさまざまな商品とのコラボも話題となっている。
そして先週に引き続き1位を獲得したのは、「東京リベンジャーズ」。2017年から「週刊少年マガジン」(講談社)で連載している人気漫画「東京卍リベンジャーズ」のアニメ版で、2021年4月からテレビアニメ化され、注目度が一気に高まっている作品。7月9日には実写映画版の公開も控えているため、今後さらに注目が高まりそうだ。興味深いのは、本作が男女別ランキングでも1位、年代別ランキングでも10代、20代、30代において1位を獲得していること。ヤンキー漫画要素がありつつも、SFサスペンス要素があったり、男女ともに幅広く楽しめるストーリーであることが人気の秘密かもしれない。
また、この夏公開される映画に期待が集まり、その過去のシリーズものが多く観られていることも分かった。先週に比べ、47ランクアップし12位にランクインしたのは、実写の「ゴジラ」シリーズ。ハリウッド版「ゴジラ」の最新作「ゴジラvsコング」が7月2日に公開予定のため、過去シリーズを視聴している人が多いようだ。
さらに、映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」が6月18日から劇場公開されているが、その影響で前作の「ザ・ファブル」が前週から47ランクアップ、15位にランクインしている。
定額制動画配信サービスの上位を占めているのは、相変わらずアニメ作品が多い。だが、これからさまざまな夏の映画が公開されていく時期なので、新たな注目作品も次々に出てきそうだ。次にどんな作品を観たら良いか迷っているという人は、参考にしてみてはいかがだろか。
出典元:定額制動画配信サービス ウィークリーランキングTOP30(6月19日実査)【GEMランキングクラブ】
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