iPhone「計算機」のあまり知られていない超便利機能5選!

食事の割り勘やバーゲンセールの割引計算など、ビジネスでもプライベートでも出番の多いiPhone標準の「計算機」アプリ。足し算や掛け算などの一般的な計算はもちろん、指数計算や対数計算といった関数計算までできることをご存知だろうか? そこで今回は、あまり知られていないiPhoneの計算機アプリを深掘り!  覚えておくといつか役に立つ便利機能を5つ紹介しょう。

使わないと損! iPhone標準の計算機は超優秀だった

 アナタはiPhone標準アプリ「計算機」をどのくらい使いこなしているだろうか? 単純な足し算や掛け算はもちろん、バーゲンセールの割引計算、さらに経理や財務、建築や土木などの現場で用いられる関数計算もお手の物。しかも、計算結果のコピペができたり、数値の打ち間違いをスワイプで修正できたりと、市販されている電卓より使い勝手がいいのだ。そこで今回は、ほとんどの人が使いこなせていないであろうiPhoneの計算機アプリの、超便利な機能を5つ紹介する。覚えておけば、きっとプライベートやビジネスシーンで役に立つぞ!

【1】スワイプで数字の打ち間違いを修正

 会社での計算は表計算ソフトの「Excel」や卓上電卓を使えばいいが、飲食店での割り勘やバーゲンの割引計算となると、常に携帯しているiPhoneが役に立つ。しかし、予算が限られている買い出しで、大量の商品を買っているとき、計算中に数値を誤って入力すると、いちから計算し直し……なんてことも珍しくない。そこで、活用してほしいのがスワイプ操作だ。iPhone標準の計算機アプリには、スワイプで数値を一桁ずつ消す機能が備わっているため、数値を打ち間違えてもストレスなく対処することが可能なのである。

数値を打ち間違えたときは、表示されている数字上を左右どちらかにスワイプしよう(左写真)。末尾の数字を一桁ずつ消することができる(右写真)

【2】長押しで計算結果をコピーする

 パソコンやiPhoneを問わず、数字の入力ミスや転記ミスは「554」や「544」といった3桁の数字でも起こり得る。面倒な計算で算出した正しい数値も、自分のミスで間違って相手に伝えてしまっては意味がないだろう。そんなときは、iPhone標準の計算機アプリで算出した数値を長押ししてコピペしてみよう。恥ずかしながら十数年iPhoneを使っている筆者も、計算結果を長押しすればコピペできることを知らなかった。そのため、いつも計算機アプリの画面とメール画面を切り替えながら、数字を手入力していたため、たまに入力ミスしてしまうことがあったのだ。しかし、この方法を知っていれば、今後は入力ミスを完全に防げるのである。

計算結果が出たら数値を長押しして「コピー」をタップ(左写真)。コピーしたい画面を開き、再び長押しして「ペースト」を選べばいい(右写真)

【3】同じ計算式を「=」で何度も繰り返せる

 iPhoneに標準搭載されている計算機アプリには、定数計算機能が搭載されている。定数計算とは、一定の決まった計算式を繰り繰り返すこと。たとえば、850円・490円・300円の商品の税込価格を計算する場合は、それぞれの金額に1.1をかけて計算するのが一般的だが、iPhone標準の計算機アプリなら、一度「850×1.1=」で計算すればその計算式が記憶されるため、次回からは「490=」「300=」と入力するだけで同じ計算式を繰り返すことができる。また、元金100万円を年利0.25%で3年間預けるといくらになるか、といった計算も「=」を押すごとに定数計算してくれるので、複利計算も簡単に行えるのである。

「=」を押すことで直前の計算式を記憶するiPhone標準の計算機。「=」を利用すれば、複利計算もしてくれるのでビジネスシーンでも使えるだろう

【4】一発でバーゲンの割引価格が算出できる

 バーゲンセールでもiPhoneの計算機が役に立つ。50%オフなら、誰でも計算機を使わずに暗算できるだろうが、35%オフのような中途半端な値引きだと、iPhoneの計算機に頼る人も少なくないだろう。35%オフで実際の購入価格いくらになるかを計算するには、暗算で「100%(表示価格)-35%(割引額)=65%(実際の購入価格)」と算出してから、計算機を使って「表示価格×0.65=」と計算することになる。だが、iPhoneの計算機なら「表示価格-35%=」という単純な計算式で実際の購入価格を計算できるのだ。これなら、値引き後の価格が簡単に分かるので、買い物もスムーズにできるだろう。

割引計算は表示価格から割引率を引けばいい。例えば、5,980円のものが35%オフだった場合は「5980-」と入力し(左写真)、割引率「35%」と押せばいい(右写真)

【5】iPhoneを傾けると関数電卓になる

 iPhone標準の計算機アプリを横画面で使ったことはあるだろうか? 実は、計算機アプリが横画面仕様になると関数電卓に変身する。つまり、単純な足し算・引き算・掛け算・割り算以外にも、建設系や土木系、薬学系で用いられる特殊な関数計算がiPhoneでもできるのである。このような複雑な計算は、一般的には関数専用の電卓が用いられるが、ついうっかり忘れてしまったときは、iPhoneの計算機で代用できるのは安心だろう。

まず、iPhoneの「画面の向きをロック」を解除し、計算機アプリを起動してiPhoneを傾けよう。すると、特殊な記号が表示された関数電卓に変身するのだ

 いかがだろうか? iPhone標準の計算機アプリには、様々な機能が搭載されていることがお分かりいただけただろう。一度覚えてしまえばかなり便利に使えるので、プラベイートやビジネスシーンでも、ぜひ活用してみてほしい。

※サムネイル画像(Image:Africa Studio / Shutterstock.com)

文=小沢陽子/編集・ライター

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