任天堂、株主総会の質疑応答で爆発した「ゲーム愛」役員のガチさに株主もオタクも納得

誰もが知る超有名企業・任天堂の役員たちが、株主総会の質疑応答でゲームへの愛を炸裂させた。ゲーム好きも納得のウィットに富んだ内容であり、言葉の通り任天堂の“株”を上げたよう。役員ともなると昔のゲームばかり…と思いきや、意外にも新しいゲームの名前も挙があるなど、バラエティに富んだゲームが挙げられたのだ。気になった人は、役員が太鼓判を押した新旧さまざまなゲームをチェックしてみるのも面白いかもしれない。

任天堂の役員は本物のゲーム好きだった

(Image:Michael San Diego / Shutterstock.com)

趣味と仕事は別、という人も少なくないが……

「好きなものに関してはスラスラとモノが言える」というのはオタクの特徴だが、日本が世界に誇る有名企業・任天堂の株主総会での発言が大きな話題になっている。多くの株主総会はお堅い話題に終始するものだが、6月29日に行われた任天堂の第81期定時株主総会で思いがけない変化球が投げられたのだ。

 それは同会で任期満了となる5人の取締役と、増員する社外取締役1人について質疑応答が行われている際のことだった。次期取締役を決めるための会議であることを踏まえたある株主から「好きなゲームを教えてほしい」という質問が飛び出した。

「任天堂の取締役ならゲーム制作の技術がなくてもせめてゲーム好きであってほしい」「人となりが知りたい」との思いがあっての発言だというので、その株主自身も任天堂に対し熱い情熱を注いでいることがうかがえる。だが、さらに熱い回答で思いに応えたのが結果的に賛成多数で再び取締役に就任することになる幹部たちだった。

(Image:Mr.Whiskey / Shutterstock.com)

自社他社問わず、優れたゲームに賞賛を惜しまない

 取締役上席執行役員の塩田興氏は自分が育ってきた時代のファミコンやスーパーファミコンに思いを馳せながらも、最近の任天堂商品から「マリオカートライブ ホームサーキット」で子どもと遊んでいると話した。取締役専務執行役員の高橋伸也氏は、すべての自社ソフトの責任者であり一つを選ぶのは立場上難しいとしつつも、入社して最初に携わったとして「ふぁみこんむかし話 遊遊記」を挙げた。代表取締役フェローの宮本茂氏はナムコの「パックマン」に影響を受けた最初のソフトとして、アレクセイの「TETRIS」はデザイン性が優れているとして賞賛。現在進行形では「Pokémon GO」に家族で夢中だと打ち明けた。取締役上席執行役員の柴田聡氏はNintendo Switchの「ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者/うしろに立つ少女」をつい最近クリア、最後には古川社長が「世界のアソビ大全 51」の花札でよく遊んでいると述べた。

 各々が意中のソフト名をスラスラと挙げ、古川社長が任天堂創業のルーツである花札で締める。あまりに鮮やかな回答で、信頼感をたっぷり上乗せした任天堂経営陣。和やかなネタを和やかに話せるのは、業績が好調な証拠でもある。愛もお金もあるなんて、どれだけ素晴らしい会社なんだと思わせてくれるエピソードだ。

参照元:「好きなゲームを教えてほしい」 任天堂株主総会でまさかの質問、重役たちの答えは…【J-CASTニュース

※サムネイル画像(Image:viewimage / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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