誰もが知る超有名企業・任天堂の役員たちが、株主総会の質疑応答でゲームへの愛を炸裂させた。ゲーム好きも納得のウィットに富んだ内容であり、言葉の通り任天堂の“株”を上げたよう。役員ともなると昔のゲームばかり…と思いきや、意外にも新しいゲームの名前も挙があるなど、バラエティに富んだゲームが挙げられたのだ。気になった人は、役員が太鼓判を押した新旧さまざまなゲームをチェックしてみるのも面白いかもしれない。
任天堂の役員は本物のゲーム好きだった

趣味と仕事は別、という人も少なくないが……
「好きなものに関してはスラスラとモノが言える」というのはオタクの特徴だが、日本が世界に誇る有名企業・任天堂の株主総会での発言が大きな話題になっている。多くの株主総会はお堅い話題に終始するものだが、6月29日に行われた任天堂の第81期定時株主総会で思いがけない変化球が投げられたのだ。
それは同会で任期満了となる5人の取締役と、増員する社外取締役1人について質疑応答が行われている際のことだった。次期取締役を決めるための会議であることを踏まえたある株主から「好きなゲームを教えてほしい」という質問が飛び出した。
「任天堂の取締役ならゲーム制作の技術がなくてもせめてゲーム好きであってほしい」「人となりが知りたい」との思いがあっての発言だというので、その株主自身も任天堂に対し熱い情熱を注いでいることがうかがえる。だが、さらに熱い回答で思いに応えたのが結果的に賛成多数で再び取締役に就任することになる幹部たちだった。