名古屋発祥の喫茶店チェーン・コメダ珈琲店。国内屈指の喫茶店激戦区である名古屋から生まれただけあって、全国どこの店舗でもコーヒーを頼めば豆菓子がついてきたり、食事が想像以上にボリューミーでコスパが良かったりと何かとサービス精神旺盛な点が特徴だ。そんなコメダ珈琲店には独特な文化がある。それは、コーヒーのサイズの“呼び方”だ。
Mは「普通」、Lは「たっぷり」。LLは「でらたっぷり」!?

コメダ珈琲店の名物・シロノワール。ミニシロノワールでもしっかり満足できるボリュームだ
コメダ珈琲店では、コーヒーのサイズ表記は「S・M・L」ではなく「普通」「たっぷり」となっている。それだけでもユニークな印象があるが、一部の店舗ではさらに上のサイズを「でらたっぷり」と呼ぶこともあるという(「でら」は名古屋弁で「とても・かなり」)。
「日刊ゲンダイDIGITAL」の取材によると、この独特な呼び方についてコメダ広報いわく「お子さまからご年配の方まで、皆さまにご注文いただきやすいように、わかりやすい表現にしております」とのこと。確かに、「普通」「たっぷり」とサイズ感をそのまま表現した呼び方は、初めてコメダを利用する人にとっては非常にわかりやすい。休憩で立ち寄って「普通でいいや」と思う時や、ゆっくり本を読むために「たっぷり飲みたいな」と思う時、自分が思ったままのことを伝えれば希望のサイズが出てくるのはありがたいことだ。