あなたは世界各地に点在する世界遺産をどれだけ訪れたことがあるだろうか。今は難しくとも、いつか世界中の世界遺産を巡りたいと思っている人も少なくないはずだ。ユネスコが認定する世界遺産には「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類があるが、世界で最も多くそれらの世界遺産を有する国はどこなのだろうか。
今回は「ねとらぼ調査隊」が7月7日の“世界遺産の日”に発表した「世界遺産の国別登録数ランキング」を紹介する。そしてそのなかで日本は何位になるのだろうか。さっそく見てみよう。
世界遺産登録数ランキング!上位には欧州の国々が並ぶ

グランドキャニオンは日本人にも有名なアメリカの世界遺産だ
美しい自然や街並み、歴史的価値の高い場所など世界遺産は世界中のさまざまな国に点在している。世界遺産を巡るツアーはどの国でも、どの世代でも、人気が高く多くの旅行者を惹きつけて止まない。そんな世界遺産の国別登録数ランキングトップ33を、ネットリサーチメディア「ねとらぼ調査隊」が発表した。そのなかからここでは上位国を紹介していく。
第10位は24件を有するイランとアメリカの2カ国。古くからイスラム文化が栄えた歴史を持つイランは、自然遺産は2件のみ。残る23件は全て文化遺産だ。それに対し広大な大地を持つアメリカは、11件の文化遺産、12件の自然遺産、1件の複合遺産を有している。「ヨセミテ自然公園」や「グランドキャニオン国立公園」などがその代表的なもので訪れた経験のある人も多いのではないだろうか。
第9位は自然遺産が11件、文化遺産が18件の計29件で、世界最大の国土を持つロシア。世界最古の湖「バイカル湖」などが有名だ。続く第8位は32件のイギリスで、かの有名な「ウェストミンスター宮殿」を含む文化遺産が27件登録されている。
第7位は35件のメキシコ、第6位は38件のインドと続き、第5位には45件で「モン・サン・ミシェル」や「ヴェルサイユ宮殿」など有名すぎる文化遺産が数多い、フランス。第4位には46件のドイツがランクイン、第3位には48件のスペインと欧州各国が上位を占めている。ヨーロッパには宮殿や聖堂など歴史ある古い建物が多いため、文化遺産が多いのが特徴だ。