低価格でおいしいイタリアン料理が味わえることで、幅広い世代から人気のイタリアンファミリーレストランチェーン「サイゼリヤ」。パスタやピザ、肉料理などさまざまなメニューが揃っているが、そのなかであなたの好きなメニューはなんだろうか? インターネット調査の「ねとらぼ調査隊」がサイゼリヤで一番好きなメニューを聞くアンケートを実施、その結果をランキング形式で発表した。多くの人に愛され第1位に選ばれたのは、果たしてどのメニューだろうか?
サイゼリヤ、人気メニューランキングが発表!
1973年に千葉県にイタリアンレストラン「サイゼリヤ」の経営を開始して以来、この約50年の間に、日本国内に1,089店、海外に428店舗(2020年8月時点)の店舗を展開するようになり、昼も夜も多くの人が訪れるファミリーレストランチェーンのサイゼリヤ。
そのサイゼリヤが提供するメニューのなかで、最も好きなメニューを調べるアンケートをねとらぼ調査隊が2021年5月〜6月にかけインターネット上で実施、481票の回答を得た。ここではその第5位〜1位までを順に紹介していく。
20票を獲得し第5位となったのは、「小エビのサラダ」(税込350円)。甘エビと特製ドレッシングの相性が抜群、メインに添えるサイドメニューとして人気だ。続く第4位は、26票を獲得した「エスカルゴのオーブン焼き」(税込400円)。ヨーロッパ産のエスカルゴをガーリックバターで焼き上げた、ワインのおつまみにもピッタリな人気メニュー。日本人にはあまり馴染みのないエスカルゴだが、サイゼでは食べたことがあるなんて人も多いかもしれない。
トップ3に入り、第3位は39票で「辛味チキン」(税込300円)。定番メニューのピリ辛手羽先の5本セット。仕事後にビールと辛味チキンでちょい飲みするサラリーマンの姿も珍しくない、大人に人気のメニューだ。ちなみに2020年12月からテイクアウトで冷凍の辛味チキン40ピース入りが販売されるようになり、人気の味が家でも楽しめるようになった。
第2位は46票で「若鶏のディアボラ風」(税込500円)。パリッとジューシーなチキンステーキに、たっぷりの玉ねぎが入った野菜ソースでさっぱり食べられる、ボリュームある人気メニュー。“ディアボラ”は、イタリア語で「悪魔の」という意味で、皮をパリッと焼いたイタリア・トスカーナ生まれの鶏肉料理のことだそう。
第1位は1,000回以上も改良が重ねられたこだわりのミラノ風ドリア!
そして、66票を獲得し堂々の第1位となったのは、ど定番の超人気メニュー、「ミラノ風ドリア」(税込300円)だった。サイゼリヤを代表する看板メニューとして知られているこのメニュー、実は40年以上かけてなんと1,000回以上の改良が行われ、今の味になっているのだという。低価格にも関わらず、ホワイトソースには500mlもの牛乳を使用するなど、こだわりの詰まったこのメニューが、1位に選ばれるのも納得の結果となった。
ファミリーレストランのなかでも、平均のメニュー単価がかなり低い低価格路線のサイゼリヤ。若い世代や子育て世代にとっても、ありがたい存在だ。日本に在住する外国人にも安くておいしいと人気が高い。2020年7月には、釣銭の受け渡しを削減するために、これまで税込299円だったミラノ風ドリアをはじめ多くのメニューを1円値上げし、話題を呼んだ。それでも300円だ。なぜサイゼリヤは低価格を維持できるのだろうか?
それは徹底した効率化とコストカットにあるようだ。サイゼリヤは日本国内に広大な敷地の自社農場とオーストラリアに自社工場を所有し、生産から加工、調理、販売までを一括で管理している。余計な中間コストのカットに成功し、多くの人が注文したくなる低価格をめざしているのだという。
現在外食産業は苦境に立たされているが、サイゼリヤは2020年の1円値上げを行なった価格改定後も、会計にかかる時間が大幅に減ったうえに、逆に客単価は上がったのだという。これまで客単価は平均700円台前半だったが、価格改定後は合計金額1,000円を目安に注文する顧客が増えた、と2020年8月の東洋経済オンラインの取材に対しサイゼリヤの堀埜一成社長は答えている。
低価格でおいしい、その裏にはサイゼリヤのこだわりとたゆまぬ企業努力がある。今後もサイゼリヤは成長し続け、若者やファミリー層、サラリーマンなどに幅広く利用されることだろう。
出典元:【サイゼリヤ】人気メニューランキングTOP28! 第1位は「ミラノ風ドリア」に決定!【2021年最新投票結果】【ねとらぼ調査隊】
※サムネイル画像(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)