テレビCM放送回数ランキング、3位「スマートニュース」2位「Indeed Japan」圧倒的な1位?【6月度】

“若者のテレビ離れ”が叫ばれて久しいが、2021年6月度のテレビCM放送回数ランキングが、株式会社ゼータ・ブリッジの調査により判明した。これは全国地上波25局、BS放送6局で放送された回数を集計したもので、商品別ランキングのトップ20が発表されている。

全体順位では2位はIndeed Japan、3位はスマートニュースという結果に。そして気になる1位は、非常に時代の流れを反映させた皮肉ともいえる内容のCMだった。

ランキング常連の携帯電話関連サービスやデリバリーサービスが名を連ねる中、話題になったあのCMもランクイン

30~40代の利用者が多いOisixは、外出を控えたい高齢者の認知度アップが狙いか

 ランキングの2位以下に目を向けると、携帯電話関連サービスやフードデリバリーサービスなどランキングの常連商品がランクインしている。そんな中、新たにランクインした商品の一つが、9位の三井不動産リアルティ「三井のリハウス」。今回のCMは、1987年当時に出演していた宮沢りえさんが34年ぶりに出演していることでネット上でも話題となっていた。当時14歳だった宮沢りえさんのブレイクするきっかけとなったCMであり、三井のリハウスのウェブサイトでは本CMのほか、当時のCM映像も公開されている。

 17位にランクインしているのは、ピンタレスト・ジャパン「ピンタレスト」。画像検索ができるサービスで、お気に入りの画像や写真を自分のボードにピン留めしていくSNSで、国内、海外ともにユーザー数が伸びている。

 また、エリア別のランキングも発表されているが、商品別ランキングと顔ぶれはほぼ同じ。特筆すべき点を挙げるとすれば、大阪5位にランクインしているオイシックス・ラ・大地「Oisix」。これは有機野菜と献立が一緒に送られてくるサービスで、毎日の献立を考えて買い物へ行く心理的・時間的負担を解消してくれるものだ。新型コロナウイルスの感染者数が増え続けている大阪で、さらなるユーザー獲得を目論んでいるのかもしれない。

広告の非表示機能が便利なYouTube Premium。加入数が増えるとCMはどうなる?

携帯電話関連企業が目立つ。逆に、ひと昔前によく見られた食品メーカーはほとんどない(ゼータ・ブリッジ調べ)

 そして初登場で1位となったのは、グーグルのYouTube Premiumだった。CM内容はモバイルアプリ上のオフライン再生やバックグラウンド再生、広告の非表示など、いくつかの機能について訴求されている。広告の非表示とは、通常、動画の冒頭や再生中に広告が表示されるCM動画が一切表示されなくなるもの。無料で視聴するYouTubeの場合、5秒待ってスキップしたり、時にはスキップできずに視聴する羽目になって鬱陶しく感じている読者も多いだろう。YouTube Premiumに加入していれば、これらの広告が一切表示されずストレスフリーで動画が楽しめるというわけだ。

「CMを見なくて済むから快適ですよ」ということを大量のCMで訴えるというこんがらがった図式で、ユーザーからのツッコミはもちろんだが、YouTubeの広告主からも「自分達が支払っている広告費を使って、その広告を自己否定するテレビCMを流すのか」などと恨み節の声が聞こえてきそうだ。

 グーグルは2020年にYouTubeの有料会員が2,000万人突破していることを発表しているが、有料会員からすれば、「せっかく料金を払っているんだし」とますますYouTubeの視聴頻度が上がっていくだろう。今回のCM大量投入で有料会員が増加するとなると、テレビ離れが加速すると推測されるが、YouTubeですらもCMを見ない消費者が増えていくとなると、広告主は一体どこで動画広告を出稿すればよいのかを考え直す転換期が訪れるかもしれない。

 6月のテレビCMランキングは、非常に時代の移り変わりを反映した内容となったのだった。

出典元:2021年6月度テレビCM放送回数ランキング発表【ゼータ・ブリッジ】

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