QRコード決済業界でトップシェアを誇る「PayPay」が、“絶対王者”というレベルすら超えた存在になりそうだ。
キャッシュレス化が進む中、みるみるうちに利用者を増やしているQRコード決済。町の小さな商店などでもレジにPayPayのQRコードが置かれており、「クレジットカードは使えないけどPayPayなら使える」というケースも少なくない。それもそのはず、PayPayは初期導入費用・手数料0円を売りにして加盟店を増やしていった。加盟店が増えれば利用者も増える、利用者が増えれば加盟店も増える、といった調子でPayPayは現在QRコード決済において断トツのシェアを確保している。
PayPay、LINE payと統合目前!? ついにQRコード決済界の絶対王者に

QRコード決済はもはやPayPay一強と言っても過言ではない(筆者撮影)
PayPayと「LINE Pay」は7月12日、PayPay加盟店の一部でLINE Payの支払いを可能にすることを発表した。今年8月17日から、全国328万カ所のPayPay加盟店のうち、ユーザーがQRコードを読み取るユーザースキャン方式の店舗の一部にて実施されるという。つまり、LINE PayアプリでPayPayのQRコードを読み取れば、代金の支払いができるようになるというわけだ。
もともとLINE Pay のLINEとPayPayのヤフー・Zホールディングスは経営統合に伴い、LINE Payの国内コード決済を2022年4月を目処にPayPayへと統合することを発表している。今回のニュースはその“第一歩目”といったところだろう。