あなたは、マンガの最終回をいくつ覚えているだろうか。そう問われたとき、マンガ好きであっても意外と「そういえばあのマンガはどんな風に終わったんだっけな…」という作品も少なくないだろう。しかしそんな中でも1つや2つは“最高だった”と今でも心に残る最終回を迎えたマンガ作品があることだろう。
今回は、最高の最終回となった少年漫画のランキングについてお伝えしていきたい。
最高の最終回ランキングが発表される
国内最大級のランキングサイト・gooランキングは7月9日、「最終回が最高だった少年漫画」のアンケート結果を発表。ランキング形式で56位までを公開した。
5位となったのは、週刊少年ジャンプの「鬼滅の刃」だ。2020年5月に最終回を迎え、ジャンプ作品としてはかなり短めの23巻で終了した鬼滅だが、原作終了後に公開された劇場版が興行収入400億円を突破するなど社会現象レベルの人気を博したことは記憶に新しい。年内にはアニメ第2期も始まることが決定しており、連載終了した今なお人気は加速度的に高まっている。
そんな鬼滅を上回る4位にランクインしたのは、同じく週刊少年ジャンプのバレーボールマンガ「ハイキュー!!」となった。主人公の日向翔陽(しょうよう)が、高校バレーで身長のハンデを覆しながら全国大会出場など“頂”を目指していくストーリーだ。
トップ3に入り、3位は週刊少年サンデー「タッチ」。日本人なら誰もが知る高校野球マンガの金字塔で、主人公の上杉達也が急逝した双子の弟・和也の遺志を継いで幼馴染の浅倉南を甲子園へと連れていく展開となっている。後年、「タイトルの『タッチ』は、和也から達也へのバトンタッチの意味も込めている」と作者のあだち充氏が明かし話題となった。また、あだち氏の作品としては「ラフ」も8位にランクインした。
2位には月刊少年ガンガンで連載されていた「鋼の錬金術師」が入った。母を生き返らせようと禁忌である「人体錬成」に手を出し身体を失った兄・エドワードと弟・アルフォンスのエルリック兄弟が、すべてを取り戻すため旅を続けるダークファンタジー作品だ。2021年は連載開始20周年という節目の年でもあり、7月12日には記念プロジェクトが発表されている。
数々の話題作を抑えて1位に輝いたのは、週刊少年サンデーの「犬夜叉」となった。「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」など数々のヒット作を生み出してきたラブコメマンガのレジェンド・高橋留美子氏が1996~2008年に連載した作品だ。なおうる星やつらは12位にランクインしている。
最近終わったばかりの人気作だけでなく、1・3位にはマンガ界のレジェンドとも呼べる作家が入っていることも興味深いランキングとなった。ちなみに高橋氏とあだち氏はどちらも今なお連載を抱えている現役の人気作家だ。レジェンドを2人も抱えるサンデー系列の、息の長い活躍をこれからも見守っていきたい。
出典元:最終回が最高だった少年漫画ランキング【gooランキング】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)