かっぱ寿司の“一人負け”状態!? ライバルからの入手疑惑など経営立て直しは正攻法では不可能なのか?

回転寿司チェーン大手の「かっぱ寿司」が、同業の「はま寿司」の販売データを不正に入手していた…。突然のニュースに衝撃を受けた人も少なくないことだろう。我々業界の外にいる一般人から見ても、ライバルの内部情報を盗み見るのはマズいことだというのは考えずともわかる。ではなぜプロがそのような“御法度”に手を出してしまったのだろうか…。

今回は、悪事に手を染めてしまうほどに追い込まれていた、かっぱ寿司の窮状について考えていきたい。

かっぱ寿司の新社長、ライバル企業の秘密を盗む?

(Image:Brostock / Shutterstock.com)

回転寿司は外食チェーンの中でも人気ジャンルのひとつだ

 今回の一件では、かっぱ寿司の運営会社であるカッパ・クリエイトの社長・田邊公己氏が、「はま寿司の営業秘密を不正に受け取っていた」として同社から不正競争防止法違反の疑いで告訴されたというもの。田邊氏は2020年11月にカッパ・クリエイトの顧問となった(社長となったのは2021年2月のこと)が、それ以前の経歴としてはま寿司の取締役を務めていたこともある。そのためはま寿司時代の元同僚から数回、はま寿司社内で共有されている日次の売上データなどをメールで受け取っていたとされる。
 ITmedia ビジネスオンラインの報道によれば、売上データを受け取っていたことでただちに罪に問えるかは不透明だという。

 また、カッパ・クリエイトが7月5日に発信した「当社役員に対する競合他社からの告訴について」の文書では、冒頭から「当社の代表取締役個人に対して、株式会社はま寿司より不正競争防止法に纏わる告訴がなされ、当該告訴に基づき、本年6月28日、関係当局による捜査が行われました」と述べられている。この書き出しを同記事では、田邊氏以外のコロワイドグループの社員は関与していないと示すためではないか、と伝えている。

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