いつの時代も流行は若者たちの間から多く生まれているが、LINEリサーチによれば、2021年上半期に全国の15～24歳の若者たちの間で流行っていたものの第1位は「呪術廻戦」だった。一方、2020年末に圧倒的1位に輝いていた「鬼滅の刃」は一気に圏外へ。代わって「ウマ娘 プリティーダービー」が急上昇し、3位に躍り出るという結果となった。他にも、話題のゲームやアニメ作品がランクインしていたり、下半期の流行も予測されていたりするので、紹介していこう。
鬼滅の刃、TikTok、ウマ娘が上位3位にランクイン。果たして結果は？
（Image:umamusume.jp） 競走馬を萌え擬人化したキャラクターである「ウマ娘」を育成するゲームだからか、男性人気が高いウマ娘（公式サイトより引用）
今回の調査では2021年3月、6月にそれぞれ自由記述形式で調査されている。レポートによれば3月、6月ともに呪術廻戦が1位を飾り、前回1位だった鬼滅は3月に2位、6月には17位と大幅にランクダウン。女性のランキングで上位になる傾向だった「TikTok」は、3月に3位、6月に2位と、総合順位でも票を獲得。人気アーティストとのコラボやLIVEイベントなど、多くのコンテンツが世に送り出され、盛り上がっているようだ。
また、今回調査で急上昇しているウマ娘は6月調査で3位を獲得。ゲームの配信は2021年2月からスタートしており、直後の3月調査では25位だったが、一気に人気拡大している様子がみてとれる。特に男性からの人気が高く、男女年齢別のランキングでは男性15～18歳と19～22歳で2位、23～24歳では1位にランクインしている。女性では19～22歳で7位に入っているため、若者の中でも比較的年齢が上の層に支持されているようだ。
若者の流行は数か月で変化することがわかる（出典：LINEリサーチ調べ）
その他のランキング上位を見ていくと、6月調査で急上昇しているのが「モンスターハンターシリーズ」と「東京リベンジャーズ」。モンハンは新作として3月下旬に「モンスターハンターライズ」、7月に「モンスターハンターストーリーズ２ ～破滅の翼～」リリースと話題を立て続けに提供。原作漫画「東京卍リベンジャーズ」が週刊少年マガジンで連載中の東京リベンジャーズは4月からアニメ放送がスタートし、7月には映画の公開も始まるなど、こちらも話題を集中投下している。ちびちびと小出しにせず、一気にリリースするのが流行となる秘訣のようだ。
「これから人気が出るかも？流行るかも？と思うもの」についての質問は、アニメ、ゲーム、ネット発アーティストなどいくつかの部門にわけて調査。アニメ編では、やっぱりというべきか、男女共通して「劇場版 呪術廻戦 0」が1位を獲得した。公開予定は12月とまだ先だが、トレンドはずっと続くと若者たちは予測しているよう。一方、2021年内にフジテレビ系列を含む全国30局で放送されることが決まっている「鬼滅の刃 遊郭編」は、男女共に2位を獲得。
また、ゲーム編では男女ともに「ウマ娘 プリティーダービー」がトップを飾っており、下半期の総合順位でウマ娘は呪術廻戦や鬼滅の刃といった強敵に勝つことができるのか、見ものだ。
出典元：【若年流行調査】「呪術廻戦」が上半期通して1位。「ウマ娘 プリティーダービー」「モンスターハンターシリーズ」などのゲームタイトルが急上昇【LINEリサーチ】
※サムネイル画像（Image:umamusume.jp）（Image:tokyo-revengers-anime.com）（Image:capcom.co.jp）
