ゴミの削減やSDGsの視点からも、近年各企業が取り組んでいる、容器の持ち込みや再利用の動き。飲食系ではユーザーが容器を持参する場合や、化粧品などでは使用済みの空容器を回収して再利用するなど、取り組み方は様々だ。そんな中、コンビニエンスストアのローソンは、カフェサービス「MACHI café」において容器を持参したユーザーに39円引きで商品を提供するキャンペーンを打ち出した。環境配慮の目線では素晴らしい取り組みだが、このご時世ならではの衛生面に対する批判の声もあるようだ。
環境配慮の取り組みをPRするMACHI café

2012年から出ているシーズン限定のデザインカップも人気
MACHI caféは2011年からローソンが始め、今年10周年を迎えたカフェサービス。挽きたて、淹れたてのコーヒーをはじめ、カフェラテやココア、季節限定などのドリンクやスープなど豊富なメニューを提供している。
そんなMACHI caféは、ローソンの環境配慮の取り組みをPRする場でもあるようだ。コーヒー豆には、環境保全と労働環境への厳しい基準をクリアした「レインフォレスト・アライアンス認証」を得た農園産の豆を使用している。また、2020年秋にはプラスチック製だったアイスカップを紙製の容器に変更し、ストローを使用せずとも飲める仕様のフタにリニューアルした。
実は、2011年の導入当初からコンビニエンスストアでは独自の取り組みとして、タンブラーやマイボトルなどの容器を持参すると通常価格から10円引きで商品を提供する取り組みも行っている。実際に持参している場面をあまり見かけることがないため、「知らなかった!」と驚くユーザーも多いかもしれない。