2021年4~6月のスマホゲーム課金額ランキングで、「ウマ娘 プリティーダービー」は世界2位になったと、スマホアプリ分析会社のApp Annieの日本法人が発表した。1~3月のランキングでは26位だったことを考えると、爆上がりの第二四半期ということになる。現在は日本国内のみでの運営だが、すでに韓国語版と簡体字版も配信の準備を行っているとの発表もあるため、世界中に重課金ユーザーを作ることができればさらなる飛躍も十分に期待できる。
急上昇ランク入りを果たしたウマ娘。国内だけで2位なら、海外展開したら…?

ゲームファンのみならず、競馬ファンの取り込みにも成功し、ついに900万ダウンロード突破したウマ娘(画像:『ウマ娘 プリティーダービー』公式ポータルサイトより引用)
課金額はiOSとAndroidを合わせた推定値(中国はiOSのみ)で、アプリ全体では過去最高の340億ドル(約3兆7229億円)を記録。ゲーム分野だけで見ると、週平均の課金額は約17億ドル(約1862億円)に達しており、2年前に比べると35%増加している。1位は「Roblox」、3位は「PUBG MOBILE」で、そのほかに7位の「原神」、8位の「Clash of Clans」、9位の「POKEMON GO」など、日本でも人気のゲーム名が目立つ。ただ、長くヒットしているゲームであればあるほど、ランキングの変動は少なく、ウマ娘の急上昇ぶりは傑出していた。日本国内のみの配信であるにも関わらず堂々2位を獲得している点や、リリースしてまだ間もないという点でも驚くべき結果といえるだろう。今後の海外展開次第では、1位に躍り出るのも時間の問題だ。
また、課金額の成長率を示す「急上昇ランキング」ではウマ娘が堂々の1位を獲得。3位にランク入りした「二ノ国:Cross Worlds」や、漫画「ワンピース」を題材にした「One Piece: Fighting Path」も6位に入っていることから、テレビアニメや漫画の影響が大きいとApp Annieは分析している。