水道料金が安い都道府県ランキング、5位愛知県、4位山梨県、3位静岡県、2位高知県、1位は?

年間を通じて水の使用量が最も多くなる夏のこの時期、日本では毎年、8月1日を「水の日」、この日を初日する一週間を「水の週間」としている。そこで、今回は水道水に着目。ウォーターサーバーの比較サイト「ミズコム」編集部が運営するサービスサイト「水と暮らす」が、都道府県別と市町村別の「水道料金ランキング」を発表したので紹介しよう。

同じ日本でも地域差がある水道料金

見過ごしがちだが、安全に飲める水道水を整備している日本はすごいのだ

 熱戦が繰り広げられている東京オリンピックの舞台裏で、日本の水道水が海外メディアを驚かせたと話題になった。これは選手村に置かれているウォーターサーバーに、「Tokyo Tap Water(東京の水道水)」と書かれているためで、「日本は水道水が飲めるのか」「水道水が飲めるなんて破格の施設だよ」と感嘆したそうだ。それもそのはず、世界で水道水が安全に飲めるのは、わずか9カ国ほど! 蛇口をひねれば清潔な水が出て、いつでも飲めるというのは珍しいことなのだ。

 さて、そんなクオリティの高い水道水だが、都道府県によって料金に差があるのはご存じだろうか。実際、東京から北海道の道北エリアへ引っ越した際、1カ月(一人暮らし)の上下水道料金を見て驚愕したことがある。

 話を戻し、比較サイト「ミズコム」編集部が、日本水道協会の『水道料金表』(平成31年4月1日版)に基づき調査したランキングを見ていこう。「都道府県別 1カ月の水道料金が安いランキング」の5位は愛知県(2,386円)、4位は山梨県(2.366円)、3位は静岡県(2.351円)という結果となった。

 2位を発表する前にワースト3を紹介すると、45位は山形県(4,228円)、46位は北海道(4,279円)、47位は青森県(4.418円)だった。

夏の部活終わりにがぶ飲みする水道水が格別にうまかった

 では、2位を発表しよう。吉野川水系の水資源開発の中心となっている早明浦ダムと日本最後の清流・四万十川を有する高知県(2,332円)が2位にランクイン。

そして1位は神奈川県(2,214円)が獲得。相相模川水系の相模ダム・城山ダム・宮ヶ瀬ダムと、酒匂川水系の三保ダムの4つのダムが「水がめ」として大きな役割を担っている。ちなみに前出の東京は、2,593円で9位だった。

 続いて「市町村別 1カ月の水道料金が安いランキング」を見ると、5位は山梨県忍野村(1,188円)、4位は和歌山県白浜町(1,155円)、3位は静岡県小山町(1,130円)、2位は静岡県長泉町(1,120円)、1位は兵庫県赤穂市(853円)だった。一番高いのは北海道夕張市(6,841円)で、赤穂市との差は約6,000円!また、高い市町村ベスト10のなかに北海道の市町村が6つランクインしていた。

 水道料金は、水源からの距離といった地理的要因や、人口密度などの社会的要因で決まる。赤穂市は千種川という恵まれた自然の資源があることに加え、拡張事業の実施や漏水検査など水道に関わる人たちの努力によって低料金が実現された。有限の水を絶やさぬよう大切に使いたいものだ。

※水道料金は口径13mm、使用量は20m3で算出。日本全国の一般家庭における平均水道使用量は約22m3のため、20m3を算出値としている。

出典元:水道料金ランキング!1345市町村の順位を公開、6,000円の差も【水と暮らす

オトナライフ編集部
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